先生「突然だが転校生を紹介する。入ってきなさい。」

ガララー

一同「・・・」

先生「自己紹介をお願いします」

血「ブラッドレッド・・・ヨロシク・・・」

先生「レッドさんは帰国子女で昔日本に住んでたこともあって少し日本語を話せるとのことです」

先生「では仲良くやっていってください」

黒「あれ?何で制服じゃないの?」

先生「ああ、急な転校で制服の準備が出来なかったんです」

先生「それで今日一日だけ私服の許可をもらったのですよ」

黒「ふーん」

先生「ではオレンジさんの隣が空いてるのでとりあえずそこに座ってください」

血「チラッ」

オレンジ「( ゚∀゚)ノシ ヤホーイ!!!」

血「だが断る」

先生「え?」

一同「やりやがったwwwwwwwwww」



男「暇だな〜」

銀「……」

男「何かする事ないかな〜」

銀「……」

男「な〜」

銀「……うっさい……」

男「……(泣」

〜十分後〜

銀「あー、もう…ごめん、ごめんね? 分かった、もう無視しないから、ねっ…?」

男「……(コクリ」

銀(はー、本当にめんどくさかった。・・・意外とコイツ、カワイイ・・・?)


『ぐったりレインボウ』



「それじゃあまた明日」

「さよなら」

 皆と別れたウチは軽く溜息を吐いた。疲れた、という思いと寂しさが混じって憂鬱にな

る。今の暮らしが満足かと訊かれれば肯定をするけれども、幸せかと訊かれれば迷ってし

まう。楽しいけれども、複雑な気分。

「これからどうしようかな?」

 なんとなく家には帰りたくなくて、近くの公園に入った。ブランコに腰掛けて、好物の

ミックスジュースを口に含んだ。温い甘さが口の中に広がり、

「美味しくない」

 思わず感想が漏れた。

 捨てようと思ってゴミ箱の側まで歩いていくと、見覚えのある顔が居た。普段よく話す

クラスメイトの一人、色無だ。向こうもこちらに気が付いたらしく、目が合った。

「あれ、虹色ってこっちなんだ」

「まぁね、ちょっと話でもしようよ」

 腕を掴むと、強制的に引っ張り込む。

「暑いから掴むなよ、何で俺の周りはこんなのばかり」

 寂しかったからかもしれない。

 ただ単純に話し相手が欲しかったからかもしれない。

 理由は分からないけれど、なんとなく話をしたかった。

 二人でブランコに腰掛ける。だけれどもいざ座ってみると話すことが何もなくて、言葉

の代わりに溜息が漏れてきた。

どうした、元気無いな」

「疲れちゃってね」

 そう、疲れていたからかもしれない。

「ほら、ウチって八方美人って言うか」

 コウモリという訳でもないけれど、誰に対しても良い顔をしてしまう。それを止めて、

その結果嫌われるのが怖いから続けてしまう。疲れるのが分かっていても止められない、

そんなループにはまっていた。

 そんな顔を見て色無は吐息を一つ。

「大変だな」

 表情からは純粋にウチを心配する気持ちが滲み出ていて、それを見て何で色無と話した

くなったかが分かった。こいつは疲れもせず、純粋に皆と話をする。自分とは違う、本当

のいいひとだったから。

 親近感でもなく、

 同族嫌悪でもなく、

 これは幼稚な憧れ。

 だから素直に愚痴を溢すことが出来たのかも。

「虹色も、皆に合わせてばかりじゃ疲れるっしょ? 俺で良ければ愚痴を聞くしさ」

 だからウチは少しでも彼に近付けるように、

 彼の言葉に甘えて、

 今だけは疲れのせいにして、

 ゆっくりと愚痴を溢し始めた。


うーんトイレトイレ

今トイレに全力疾走している僕は普通の高校生

変わったところがあるとすれば12色の女の子にモテるってことかナー 名前は色無し

ふとベンチを見ると一人の男が座っていた



      ウホッ いい男



すると男はつなぎのホックをはずし始めた



       ジィー



薔薇色「や ら な い か ?」

色無し「だ が 断 る 」


【ふかみどり】

性格:かなりおっとりしてて、マイペース



ー登校中ー

色無「おはよう!!ふかみどりさん」



ふか「あら〜色無くんおはよ〜」



色無「ふかみどりさん………それ電柱です。僕はコッチです……」



ふか「あらら〜私ったら間違えちゃった〜」



色無「………」


男「おはようございます、深緑さん」

深緑「あら色無しくん、おはよう」

男「深緑さん、それ電柱です」

深緑「あらごめんなさい、こっちだったわね色無しくん」

男「深緑さん、登校中なのになんでかばん持ってないんですか?」

深緑「あら?忘れてきちゃったみたいね。急いで取りに戻らないと」

男「深緑さんどこ行くんですか?そっち学校じゃないですか。取りに帰るんじゃないんですか?」

深緑「あらやだ。そうそう、こっちこっち」

男「最後にひとつ言わせてもらえば、なんで兜だけ被ってるんですか?それ侍のじゃないですか?」

深緑「あら?髪飾りと間違えちゃったみたいだわ」

男「(もう無理だ……やってられない……)」


男「深緑さん、こんばんは」

深緑「こんばんは色無しくん」

男「深緑さん、それ俺じゃないです、サトちゃんです」

深緑「あらごめんなさい、こっちだったわね」

男「ところで深緑さん、どこか買い物だったんですか?」

深緑「そう、ちょっとマツモトキヨシまでね。」

男「でも深緑さん、その袋には薬の福太郎って書いてありますよ」

深緑「あら、そっちだったわ。似てるからよく間違えちゃうの。」

男「それで、もう寮に帰るんですか?」

深緑「えぇ。帰りの途中よ」

男「そうですか。俺も帰りの途中のはずなんですが、なんで深緑さんは対向からやってきたんですか?」

深緑「あら、また間違えちゃったわね」

男「右足はサンダルなのに左足ハイヒールってどういうことですか?」

深緑「あら、これ別々だったの?これで一足かと思ってたわ。とても前衛的なのかと」

男「………一緒に帰りましょう、もう何も言わないでください、しないでください………」

男(ツッコミ疲れる……。そのうち茶色みたいに下履くの忘れてきそうだなぁ……)


薄紫「色無し君!お弁当作ってきたの」

色無「ん?俺にか?ありがと」

薄紫「…どう?」

色無「うん。不味いな」

薄紫「ちょ…」

色無「こんな不味い弁当…毎日食べれるの俺くらいだぞ」

薄紫「うぅ…」

色無「あ、やば…」

薄紫「もういい!そんな事言うなら作ってあげない!だいたい人が何時に起きて作ってるのかわかってるの?今日だって朝3時に起きて仕込みからやってたんだから!そりゃ、ちょっと砂糖と塩間違えたけどさ。なにもそんなに不味い不味い言わなくてもい…」

色無「じゃあ、食ってみ」

ポイッ

薄紫「あむ…?! 〇×¢£#&$¥¨」

色無「だから、俺しか食えないんだよ。ほら、よこせ」

そう言うなりキスをする色無し

薄紫「ん…くぅ…あ…いきなり何を!!」

もぐもぐ。ゴクン

色無「あぁ、マズ。こんな不味かったらオマエ嫁に行けねぇな!」

薄紫「ムカッ!」

色無「だから、美味くなるまでは俺が食ってやる」

薄紫「!? バカ…」

色無しの苦難は続く('A`)


男「こんばんは深緑さん」

深緑「こんばんは色無し君」

男「早速ですが深緑さん、それ俺じゃないです、冷蔵庫です」

深緑「あら?どうりで……」

男「どうりで何なんですか深緑さん」

深緑「色無し君はまだ寝ないの?」

男「寝ませんけどどうりで何なんですか深緑さん」

深緑「あら、私は今から寝るわ。ちょっと広間に置き忘れちゃったアイポッドを取りにきたの。いつも寝るとき音楽を聴いてるのよ。」

男「深緑さん、それ白いけどアイポッドじゃないです、ただのメモ帳です」

深緑「あら?……ごめんなさい、こっちだったわ///」

男「それ飲食店の番号札です、っていうかどうしたんですかそれ?もって帰ってきちゃだめですよね?」

深緑「もう!色無し君たらからかわないで!私先輩だよ?」

男「……一応謝りますすみません、でも話しかけてるそれは俺じゃないです、花瓶です」

深緑「ふふwwじゃあお休み色無し君!」

男「おやすみなさい……ってそっちは」

「ふふふ深緑さん!?」「なんで女子がこっちに!?」「ちょ、見ないで!あんま見ないで!」

深緑「あら?間違えちゃったわね」

男「男子棟………。もういやだ……」


——下校中——

深「色無く〜ん!!(ダキッ」

薄「ひゃっ!!」

色無「深緑先輩それは僕じゃなくて薄黄さんですよ」

深「あらら〜また間違えちゃいました〜w」

薄「はわわ!!食べないで〜!!」

深「ほっぺ柔らか〜いw柔軟剤使ってるのかしら〜?」

薄「柔軟剤っなんですか〜?!そんな物かけても美味しくないですよ〜?!」

色無「………」


「どう?少しくらいは慣れたかな?」

「うん……みんな、それぞれがとても個性的で。でも、すごくいい人だから」

淡い風に揺れる、淡い緑の髪。その持ち主が浮かべた表情は、どこか儚げな笑顔。

「個性的、か。違いない。みんなそれぞれが強烈なキャラを持ってるよ、ホントに」

『少しは遠慮してほしいくらいだ』と俺が苦笑すると、彼女は少しだけ目を伏せた。そこに先ほどの笑みはなく。

「……はじめは戸惑ったけど、それぞれの違う個性で、私はいっぱい笑った。そしていっぱい楽しんだ」

「……?」

言いたいことが掴めず、黙ったままで先を促す。彼女の様子からして、思い悩んでいるんだと理解した上で。

「そんなある時、私はふっと考えたの。みんなのように、自分にも、ちゃんとした個性があるのかって……」

「ストップ」

「——え?」

これからというところでの、話の腰を折る静止。やったのはもちろん俺。さっきまで沈んでいた彼女は、ぽかんとして俺を見上げる。

「色無……くん?」

「確かにさ、アイツらのようにわかりやすくて際立った個性はないと思う。だけど、それもまた『個性』じゃないか?」

「……ぁ」

そう、何も分かりやすい性格だけが個性的というワケじゃない。

平たく言ってしまえば『普通』と言える性格だって、それもまた立派な個性。特に、アイツらと輪を組んでいるのならば。

「……だからかもしれないし、オマエだからなのかもしれないけど……こうして一緒に話してて、いちばん気楽にできるのは、オマエなんだよ」

「えッ……あ、ちょっと、待って……」

さっきまでとは一転、わたわたと落ち着かない彼女。その頬はきっと、夕陽に染まる俺に負けず劣らずの色をしているんだろう。

「なんか、ズルい考え方かもしんないけど。でも、俺はそう思ってるから。オマエは、オマエにしかないモノをちゃんと持ってるんだからな」

最後にシメということで、我ながらデキすぎた台詞をつまりながらも伝える。そして、彼女の顔を見据えると。

「———……うん、うん……ありがとう、色無くん」

茜色の風に泳ぐ、エメラルドグリーンの髪。その持ち主が浮かべるのは、やっぱり儚げな笑顔。

でも、最初とは似てるようで違うその笑顔は、俺の顔を夕焼け以上に染め上げたような気がした。


深緑「あら、おいしそうなシュークリーム。いただきま〜す」

薄黄「ひ…!?やめてください〜!」

深緑「あら?いまどこからか声が………気のせいか。(カプ」

薄黄「助けてぇ〜!」

黒「他の子と違って、あれが本気だから怖いわよね、深緑さん」

男「……いやそろそろ助けてあげたら?」

黒「……果たして深緑さんはどうやって食べるのか、もうちょっと見とく」

男「…………」

深緑「あら?このシュー生地、意外と固いわね」

薄黄「ふぇ〜!!だから違うのにぃ!!」

黒「…………」

男「…………」

黒「……一向に気付く気配がないな」

男「……さすが深緑さんだね。正直おれもこの続きが見てみたくなってきたけど、さすがに可哀想だから止めてくるよ」

黒「うん、頼んだ」

男「深緑さん、それクリームちゃんです!食べ物じゃないですよ!」

深緑「……?何言ってるの色無し君?クリームは食べ物でしょう?それよりも一緒に食べない?とっても大きいのよ」

男「………こいつぁ強敵だぜ」

薄黄「助けてぇ〜……えぐ…」


ここは、とある田舎の高校の校舎。歴史ある高校で、古めかしい造りの校舎が周りの風景と良く馴染んでいる。

これはその校舎の一角、2年A組での出来事の一コマ…。

 いつもより遅い担任の登場に、ざわめく色鉛筆達やそのクラスメイト。好き好きにその理由を勝手な推測で話し合っている。

橙「先生おっそいね〜」

黄「ホント。いつもはあたし達が遅刻するとぎゃいぎゃい言うくせにね〜ww」

青「あたし『達』って囲わないでよ。これでも皆勤賞狙ってるんだから」

黄緑「一年の時から無遅刻無欠席ですものね、凄いですわー青さん」

茶「私も青ちゃん見習わないとな〜。ちゃんと朝早く起きてるんだけどなぁ…」

桃「茶色ちゃんは…しょうがないと言うか仕方ないと言うか…」

紫「こないだなんか自転車のチェーンが空中分解してたもんな。『パーン』って」

赤「まぁ先生も分かってくれてるってwwwww」

水「でも、先生ホント遅いですね?本鈴鳴ってから10分経ってます」

黒「これだけ遅いと何かあったのかしらね」

白「そうですね…階段で踏み外して意識不明とか…」

全「「「「「「ねーよwwwwwwwwww」」」」」」

白「ふぇっ!?でっ、でも…」

緑「………」(読書中)

無「くこ〜…zzz…ブルスァ!!モルスコ……zzz…」

全「「「「「ブル…!!??」」」」」

ガラガラガラ…

色鉛筆達が徐々にその身を心配し始めたその時、張本人が教室のドアから入ってきた。

先生「お〜、お前ら今日はしっかり揃ってるみたいだな!」

ガッハッハ、と、彼女らの心配をヨソに、いつもの暑苦しいくらいの笑顔で教室に入ってくる金色のショートヘアの体育教師、『黄金(こがね)』教諭。26歳、♀。

黄「先生おっそーい」

橙「そーだよ、ちょこっとだけ心配したんだからねー」

少しむくれた表情でぶーたれる二人。

黄金「わりぃわりぃwwちょっとヤボ用でな…ホレ起きれ、色無」

机の下に手を入れてガコン!!と机を叩く。

黄金教諭曰く、こうすると面白いリアクションが見れて楽しいのだそうな。

無「むぉっ!!??」

突然の出来事に眠そうな目で辺りを見回す色無。

教室中を見回した後、目の前に立つ黄金教諭を見て状況を理解したのか、たたずまいを直しながら、「お早うございます、美人な黄金先生」と言った。

黄金「良いからさっさとヨダレ拭きな。ちょっと遅くなったけどホームルーム始めるよ」

慌ててヨダレを拭いている色無を見て、黄色や橙色がクスクスと笑っている。

黄金「さて、今日は遅れたのには理由があるんだ。おい、入りな」

カラカラカラ…と教室のドアを開けて入って来たのは、銀色の腰まである長い髪をした、美しい清楚そうな若い女性であった。

黄金「今日から教育実習でこのクラスの担当に就任した、『白銀(しろがね)』先生だ。みんな、よろしく頼む」

と、途中で思い出したのか、続けて「あ、ちなみにあたしの妹だ」と言った。

ほおおぉ、と教室中から感嘆の声が飛ぶ。

白銀「皆さん、お早うございます」

全「お早うございます」

白銀「今紹介があった通り、今日からこのクラスで教育実習をさせていただく、白銀(しろがね)と申します。どうぞこれからよろしくお願いしますね」

白銀の、はっきりと、だが透き通るような声が教室に響き渡る。

最後にニコっと笑顔を見せると、またもや教室中から倍になった感嘆の声が上がった。

(これからまた学校生活が楽しくなりそうだなぁ…)と思う色無なのでした。

 白銀がこの学校に来てから数日後…

赤「んでね〜、授業中だっていうのに黄金ちゃん…じゃない、先生が薄黄色ちゃん食べちゃってさ〜ww」

黄「そうそう、歯形が付くんじゃないかってくらいバクッとwwwww」

白銀「あははww 姉さん学校でも食い意地張ってるのねww」

黄金「ちょっ、食い意地張ってなんかねーよ、ただクリームからあんまーい香りがするからだなぁ。そのぉ、つい。ぁぁ、ぁ甘噛みだ甘噛み!『はむっ』ってくらいだよ!」

黄緑「甘噛みの方がタチ悪いですよぉ、クリームちゃん変なリアクションしてましたよ?ww」

白銀「ほらぁ、やっぱり食い意地張ってるじゃないww」

「アハハハwww」、とむくれた黄金以外の皆が声を揃えて笑う。

ぷっくり頬を膨らました黄金は頭を掻いて

「まいったなぁ〜ww」と苦笑いした。

どうやら白銀はこのクラスに受け入れられ、白銀もまたこのクラスに大分馴染んだようである。

黄金達が廊下を歩きながら騒いでいると、向こう側から二つの人影が歩いて来る。

朱色さんと群青さんだ。

朱「いよぉお前ら。しっかり勉強してっか?」

赤「あ、ちわっす!!」

黄緑「こんにちは〜^^」

黄「こんちわ!~今日はどうしたんですか?」

群青「またウチの阿呆が寮で馬鹿やらかしてね、これから校長に謝りに…ね」

ふぅ、と、ため息混じりにそう言うと、朱色の方をジトリとした目線で見やる。

朱「なっ…馬鹿阿呆ばっかゆーな馬鹿!貧乳!」

群青「ちょっ、誰が貧乳よ!大体馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのよ!」

ぎゃいぎゃいと、この学校の名物姉妹が喧嘩を始める。

クスクス、と楽しそうに喧騒を見ていた黄緑が、ふと何も喋らなくなった二人に目が止まる。

黄金と白銀である。

黄緑が「二人とも、どうしたんですか?」と聞くと、

「ぁ、ぁぁ、ぁ…」と、黄金は硬直したまま話さない。

状況がよく飲み込めない黄緑は、改めて白銀に聞き直してみる。

驚いた様子で、口に手を当てたまま目を丸くしていた白銀だが、黄緑に話かけられて我に帰った彼女は、黄緑に質問で返した。

白銀「あれ…群青さん…と朱色さん…よね…?」

黄緑「そうですよ?~右が寮母の朱色さん、その隣が寮の経営者の群青さん」

黄金&白銀「「キャーーーーーー♪」」

と、突然の黄色い声にその場にいた全員が一瞬で凍りつく。

さっきまでやいのやいの言い合っていた朱色達も、突然の出来事に驚いて目をパチクリさせている。

黄金「ごっ、ご無沙汰してます、黄金です!!」

と、もの凄い速さで黄金がお辞儀をすると、続けて白銀も、

「先輩、お久しぶりです!白銀です」と挨拶をした。

朱「こがね…?ってあの黄金か!?~うはー!久しぶりだなぁおい!」

黄金「はい!朱色さんもお変りないようでww」

朱「うるせーよww~おめーは変わったなー!」

黄金「はははwwおかげさんでwww」

と、二人が肩を組み合って話している横では、

群青「久しぶりね〜!その後どう?体壊してない?」

白銀「あははww もう大丈夫ですよ♪~あの頃よりは丈夫になりました!」

群青「そっかそっか〜!いやいや、こんなところで会うとはね〜」白銀「私もです、驚きましたよぅ」

と、盛り上がっている一方で…

赤「…ナニナニ?~突然?」

黄「知り合いだったみたいだね〜」

黄緑「感動の再開ですよ♪ 良いですね〜♪」

と、置いてけぼりにされた3人がいたのだった。

もうしばらく廊下での談義は続く。

白銀「それでね、小学生の頃、黄金姉さんと川辺で遊んでたら川に落ちちゃって、落ちた私を朱色さんと群青さんが助けてくれて…だからお二人は私の命の恩人なの♪」

青「へえぇ〜!過去にそんな出来事が」

橙「朱姉さん凄いじゃん!人助けなんて!」

紫「いつもは寮でゴロゴロしてるのにねww」

廊下での騒ぎを聞き付けたのか、いつの間にか他の色達も談義に加わっていた。

朱「あん時は夢中だったからな…って、うるせーなおめーら、アタシだってたまには人に役立つ事くらいするさ」

言葉では悪態をついているが、顔はニヤついている。

案外悪い気はしないみたいだ。

群青「それから4人よく一緒にいたわよね〜。黄金なんか、『朱色さんみたいになる!』って言ってこの阿呆に付いて回って真似ばっかりして大変だったんだからww」

白銀「朱色さんが二人になったみたいでしたよねww」

群青「そうそう、それどころか口癖や仕草まで真似しだして…朱色2号だわホントにwww」

白銀「うんうん、髪も朱色さんを真似て、長かったのにバッサリ切っちゃったりね〜」

白銀が自分の長い髪をバサッ、と切る仕草をすると、えぇ!といった表情で周りの生徒達が驚く。

茶「ホントですか!? 髪の長かった黄金先生見てみたかったなぁ〜」

水「ホントホント、せっかく綺麗な髪なのにもったいないですよぅ」

黄金「なぁ〜、あんまり人の過去を蒸し返すなよぉ〜。恥ずかしいよぉ(///)」

生徒達に攻めたてられて気恥ずかしくなったのか、顔を赤くして白銀と群青に懇願する。

照れる黄金が面白いのか、さらに朱色が続けた。

朱「今はこんな体育会系だが、高校に入る前までは白銀と負けず劣らずの文学少女だったんだぞ?ww」

いつの間にかクラスのほとんどが廊下に集まっていて、皆が今とは想像もつかない、意外な黄金の過去に驚いていた。

朱「眼鏡かけて、ピチっと三つ編みでスゲー地味だったんだぜwwww」

調子に乗った朱色が立て続けに巻くし立てると、完全に居場所を無くしたように小さくなった黄金が「朱姉さんの…馬鹿…」と言った。

すると、後ろから

??「ウゥオッホンンンンンンン!!!」

と、大きな咳払いの音がした。

??「遅いと思って来てみれば…何をこんな所で油売っとるか!!」

この学校の校長が禿げ上がった額に青筋を立てながら言う。

朱「こっ、校長!~…アッチャーイッケネー、忘れてた☆」

本来の目的を思い出した朱色は、自分の頭をコツン、と小突いておどけて見せる。

校長「まったく…お前は学生の頃からちいとも変わらんな!~来いホレ! 今日はこってり絞ってやる!!」

朱「イデデデデデ! 痛ぇ、耳、耳痛いって引っ張んなってハゲ校長!!」

ハゲ「うるさい!さっさとせんか!」

朱「歩くから!自分で歩くから!」

耳を掴まれながら連れて行かれる朱色を呆然と見送る生徒達と黄金達。

「変わらない…ね」クスクス、と笑いながら白銀が言うと、

「変わらない…な」

と黄金も苦笑いをしながらわしわし、と頭を掻いた。

群青「さ!そろそろ授業も始まるし、あんたらはさっさと教室に戻りなさーい」

そう言うと、パンパンと手拍子をして本業に戻るよう生徒達を促した。

「「「「はーい」」」」

と返事をして、ぞろぞろと自分の教室へ戻りだす。

そして、今度は黄金達の方へ向き直り、

「ほら、あんたらもよ。積もる話は後でゆっくりしましょ? 今はあいつらに分かり易い授業をしてやる事に専念なさい」

と、顔に微笑みをたたえながら言った。

黄金&白銀「「はい!!」」

と二人は声を揃えて群青に応えた。

群青「ん、よろしいww~んじゃ、頑張ってね!」

ひらひらと手を振って帰っていく群青を見送りながら、思いを新たに気合いを入れ直し、それぞれの教室へ向かう二人だった。


無「あ、髪の毛に毛虫ついてる、ちょっと動かないで」

グラデーション「あ、感謝する」

無「それにしても、お前の髪の毛って綺麗だよな、虹色ってかカラフルでさ」

グラ「ふふふ、そうだろう、私の髪ほど綺麗なものは世の中にもたくさんありますしそんな大した物じゃないですからそんな褒めないでくださいちょっと恥ずかしいどころかすごく恥ずかしいぞうはむちゃくちゃ照れてきたてめえ風情が俺を照れさすんじゃねえよこの野郎!!」

無「ゴボォ!!……心臓に、直撃」

グラ「うわ、ゴメン、悪意はあっても殺意は無かったんだ、僕は君に反省を促がすとかそんな大それたこと考えてないに決まってるが我輩はむしろお前に好意をじゃなくてですねううごめんなさいッ!!」

無「……行っちゃった」


無「グラさーん」

グラ「なんだ君か?なんのようだ?」

無「いや、ただいたから一緒に帰ろうかと」

グラ「なら最初からボクと帰りたいっていえばいいじゃん(バシバシ)」

無「痛い痛い!叩かないでよ」

グラ「あっ……その………ごめん…なさい」

無「そこまで気を落とさなくても………」

グラ「私が色無なんかに慈悲を持つわけないだろ!」

無「変わり身早すぎ」

グラ「さ、早く帰りましょ。(グイッ)」

無「胸を押し付けるな胸を!」

グラ「なんだ?君は夢と希望が詰まった私の胸にケチをつけるのか?心底ガッカリだ」

無「ケチなんかつけちゃいないが」

グラ「危ない!ボールが!(スパッ)」

無「なっ!お前の方こそ危ない!なにその日本刀!」

グラ「某の刀だが?」

無「危ないからしまいなさい!」

グラ「ひぃぃぃぃ黄色ちゃんだぁぁぁぁぁ!」

無「あっ!どこへいく!」

グラ「あぁ色無さんこんにちわ」

無「それ電信柱」


グラ「色無さーん」

無「どうしたんですかグラさっ!なんなんですか!?スカートはいてください!」

グラ「照れてるのかよ色無ぃ。かーわいぃ」

無「照れてない!常識だ!」

グラ「あらあら元気がいいですこと。うふふ………」

無「母性本能で誤魔化すな」

グラ「別にアンタのために母性本能出してるわけじゃないんだから!」

無「なにがしたいのあんたは?」

グラ「ゴホ……ゴホ………ちょっと保健室に行こうかと」

無「風邪か?」

グラ「いやぁ、なんか授業受けるのめんどくさいなぁ、って」

無「それだけのために保健室には行かせません!」

グラ「じゃあカレー食べに行こう!」

無「あぁ飯の誘いね」


『寮内にて』

翠緑「ごちそうさま」

黄緑「お粗末さまでした」

黄「翠緑ー!早くこっちきなよー!」

翠緑「いま行くよー!」

黄緑「翠緑ちゃん…まだ来て一週間も経ってないのにもう皆と仲良しみたいね」

翠緑「いえいえ、まだ知らないことばかりなのでそう言わないでください」

黄緑「あらあら謙遜しちゃってw…でも何でこんなに早くここに馴染めたのかしら?」

黒「私が説明しましょう」

黄緑「あら黒ちゃん、どこから聞いてた?」

黒「一週間も経ってないの辺りです」

黄緑「じゃあ、どうして翠緑が皆と仲がいいか教えてくれない?」

黒「わかりました。あれは翠緑がこっちに来た日のこと…」

先生「イギリスからの帰国子女、翠緑さんだ。まだ日本に来たばっかりだから皆翠緑さんが困ってたら助けるように」

翠緑「イギリスカラキタ、翠緑デス。マダニホンゴウマクナイケドヨロシクオネガイシマス」

 休み時間

黄「ねぇねぇ、イギリスから来たって本当?」

橙「分からないことがあったら何でも私に聞くように!」

紫(うわぁ〜……背高いなぁ〜、それに、こっちも結構大きいし…)

緑「………よろしく」

赤「翠緑はイギリスでスポーツやってたのか?」

桃(私ほどじゃないにしろ、なかなかあるじゃない…!それに帰国子女!これが大きいわ…下手すると色無は…)

青「翠緑さん、ここにはとんでもない変態がいるから気をつけてね!」

翠緑「——————!?」

一同「あ〜だこ〜だあ〜だこ〜だ」

黒「皆!静かにするんだ!翠緑が困ってるだろ!!!!!1」

翠緑「———!!」

黒『翠緑さん、落ち着いて話を聞いて(英語)』

翠緑『分かりました』

黒『まずは皆がうるさくして困らせたことを許して。皆悪気があった訳じゃないの。分かって』

翠緑『大丈夫、大体予想してたから………』

橙「黒の奴、翠緑と何話してるんだ?」

緑「英語……」

橙「いやそりゃ分かるけどさ。私が知りたいのは話してる内容!」

緑「知らない」

橙「あ〜!何を話してるんだよぉ〜!」

黒『翠緑はイギリスから来たんだっけ?』

翠緑『そうよ』

黒『イギリスにいた頃はスポーツか何かやってたの?』

翠緑『テニスやってたわ。あっちじゃレギュラーだったのよ!』

黒『分からないことがあったら私たちに相談してくれ』

翠緑『分かったわ』

緑(翠緑の話し方が変わった…?)

黒『それと、ここには変態男がいるから気をつけなさい』

翠緑『大丈夫!イギリスで合気道やってたから!』

桃「緑ぃ〜、黒の話してることわかんないの?」

緑「正直、英語は専門外」

紫「ねぇ桃、頭に重いの乗っけないでくれる?」

黒「あなた達の質問は聞いておいたわ。後で教えるから待っててね」

赤「黒って英語上手だなぁ」

青「あれ?赤は知らなかったっけ?黒って言語に関しては天才的な才能があるのよ」

赤「初耳だ……」

橙「早く翠緑とも友達になりたいわね」

黄「激しく同意!」

桃「翠緑さん、かわいいじゃない」

紫「ねぇねぇ…桃ったらぁ〜」

その日の寮 黒の部屋

コンコン

黒「誰だ?」

翠緑『黒さん、こんばんは。今日はありがとう』

黒『気にするな』

翠緑『黒さん、お願いがあるんだけど…』

黒『何だ?』

翠緑『日本語を教えて。皆と一緒にお喋りしたいの』

黒『わかった。座れ』

黒「そして翠緑は毎晩私の部屋に来ては日本語の勉強をしたわ」

黄緑「だからあんなに喋れるのね」

黒「でも一番驚いたのは翠緑の吸収力。あっという間に言葉を覚えていくの。あれは凄かったわ」

黄緑「あらあら、翠緑さんって頭良いんですね」

黒『翠緑、そろそろ終わりにしないか?これで3日連続で徹夜…なんだけど』

翠緑「黒!寝ないで!私もっと日本語勉強したい!だから起きて!」

黒「それだけ喋れりゃ十分だと思うけ…ど……」

翠緑「黒…!」

黒「スースー」

黄「あ、翠緑。おはよー!」

翠緑「お…おはよう」

ざわ・・・ざわ・・・

黄桃緑赤青紫橙「えぇ〜〜〜〜!翠緑が日本語喋った!?」

翠緑「黒に…教えてもらったの……どうかな…?」

橙「凄い!翠緑上手じゃない!これで翠緑も立派な仲間よ!」

桃「よかったわぁ〜」

紫「桃ったら!重い!(げしげし)」

緑「よかった……」

黄「じゃあ記念にカラオケでも行かない?」

赤桃紫橙「さんせ〜い!」

青「………あれ?黒は?」

翠緑「3日連続で私に日本語教えてくれてたから寝てるよ」

緑「黒…恐ろしい子……!」

桃「黒って意外と教育熱心なんだw」

黄「そんな黒の熱意の結晶が翠緑なんだから早く行こ!」

橙「ホラ、翠緑も来て!」

翠緑「あっ待ってよ〜!」

桃橙赤青紫「光る風を追い越したら♪」

緑「…何歌おうかしら…」

翠緑「皆テンション高いね(シャンシャン)」

黒「……とまあ色々あって翠緑はあっという間にここに馴染んだわけ」

黄緑「あらまあ、そういうことだったのね」

黒「でも、まだ翠緑が馴染めてない奴が一人…」

黄緑「誰かしら?」

ガシャーン!

男「お、おい!翠緑!落ち着け!」

翠緑「うるさい!部屋を覗いたのは色無の方だろ!」

男「ち…違う!そこは俺の部屋だ!翠緑が間違ってるんだよ!」

翠緑「……え?」

男「わかったか?」

翠緑「………とにかく、誰の部屋だろうと今は入るな!///」

男「だからそこは俺の部屋だっての!」

翠緑「うるさい!(バキ!)」

男「ガハッ!」

黄緑「………仲がいいわねぇ。二人とも」

黒「………」


翠緑「色無!テニヌで勝負よ!」

男「え?何?」

翠緑「だからテニヌで勝負!」

男「あぁ、テニ『ス』で勝負ね」

翠緑「そう!テニ『ヌ』よ!」

男「……(間違えてるぞ)……翠緑、手に持ってるのは一体何だ?」

翠緑「ラケットに決まってるでしょ!」

男「へぇ〜、それがイギリスのテニスラケットですかぁ〜ププ」

翠緑「……ハッ!これはセンス!?」

男「それは団扇だ」

翠緑「……///(バチーン!)」

男「グハッ!(……でも何で殴られるのさ?)」


翠緑「赤!勝負よ!」

赤「いいわ。何で勝負する?」

翠緑「もちろんテニスに決まってるじゃない!」

赤「わかったわ。じゃあ放課後テニスコートに来て。今日はテニス部休みみたいだから」

翠緑「望むところよ!」

〜放課後〜

翠緑「赤!準備はいい?」

赤「そっちこそ大丈夫かしら?」

黄「赤ー!頑張ってー!」

橙「翠緑!君ならやれるさ!」

男「……で、何で俺もいるのかな?」

橙「決まってるじゃない。アンタに赤と翠緑の試合を見てもらう」

男「それに何の意味がある?」

橙「いやぁだってさぁ〜、やっぱ赤も翠緑も色無がいたほうが本気出せるなかぁ〜って」

黄「されじゃあ……試合開始!(ピ〜)」

赤「せいっ!(パコン!)」

翠緑「ハッ!(スパン!)」

橙「おぉ〜っと!最初から激しい打ち合いが行われているぞ〜!これについて解説の黄色さんはどう思いますか?」

黄「はい。普段から体を鍛えていてスポーツ万能の赤に対し翠緑はイギリスでテニス部のレギュラー。否が応でもハイレベルな試合になりますよ」

男「ボールが……見えない……!」

赤(流石イギリスでやってただけあるわね。でも、この赤様に勝つにはまだぬるい!)

赤「オラァッ!(バスッ!)」

翠緑「!?」

橙「おぉ〜っ!これは!赤の強烈なショットが炸裂〜!これは予想外だ〜!あ、遅れましたが実況は私橙がやらせていただいております」

黄「ん〜、凄いショットでしたね。これが翠緑にどう影響するかが試合の鍵ですねぇ〜」

橙「黄さん解説ありがとうございました」

男(あれ?俺っている意味あるの?)

    〜激しく中略〜

橙「さぁ試合も中盤に差し掛かり両者に変化が見られます。黄さん、赤と翠緑はどういった状態でしょうか?」

黄「赤は翠緑の実力を予想していたように思えますね。対して翠緑は試合自体は有利であるものの赤のスポーツ万能さに翻弄されているのではないでしょうか」

橙「ということはまだ試合の結果は予想できないって事ですか。これはいい展開ですねぇ〜」

赤「ヤッ!(さっきから横がうるさいわね)」

翠緑「セイッ!(お前ら……うざい)」

男(にしても翠緑って意外とスタイル良いんだな。テニスボールよりも翠緑のバレーボールに目が行っちゃうじゃないか……)

翠緑「色無!(ズビシッ!)」

男「ゴバッ!(……翠緑よ……お前は読心術者か……?)」

赤「はいアウト〜。これでゲームカウント4-4。勝負はこれからよ」

翠緑「それでも勝つのは私だからね!」

橙「色無に翠緑の強烈な玉が直撃ぃー!これは効いたぞ!」

黄「テニスボールが玉に当たったらもっと笑えましたねw」

男「お前らなぁ……」

翠緑「トォッ!(赤……恐ろしい子……!)」

赤「ぬ!(翠緑……前半のは手加減してたのね……今までと玉の重さが違うわ……)」

翠緑「タァ!(長期戦はスタミナ的に私が不利……ならば……!)」

赤「しまった!(ガッ)」

橙「なんと赤が打ち上げてしまったぁ〜!翠緑にとっては絶好のチャンスだ〜!」

翠緑「シーネー!」

赤「くそっ!」

     ドガッ!

男「……」

橙「……」

黄「……」

翠緑「……!」

赤橙黄翠緑男「あ、赤ー!」

赤「ん……」

男「よう、やっと起きたか」

赤「あ!試合どうなったの!?」

橙「翠緑のスマッシュが赤に直撃して赤が気を失ったから勝負無し。もったいなかったわね」

赤「そう……」

男「いやぁ、あの時は驚いたよ。赤が目開けないからさ」

橙「そういえば赤が寝てるとき色無がずっと看病してたらしいわ」

赤「……///」

黄「でも、翠緑も今度また試合しようって言ってたからまた試合できるよ!」

赤「……そうね」

翠緑「赤と色無、ちょっといい?」

赤男「何?」

翠緑「いや……ちょっと言いたいことがあるの……」

赤「わかったわ。行くよ!色無!」

男「痛ててててて!赤!わかったから引っ張るな!」

翠緑「赤……あの時は……ゴメン」

赤「別にいいわよ。また試合しようね!」

翠緑「赤……」

赤「翠緑さん強かったわ。だから私も特訓して翠緑に勝てるようにするから!」

翠緑「それはそっちの台詞よ!赤!」

男(また間違ってる……)

赤「……じゃあ、私部屋に戻るね」

翠緑「赤!」

赤「何?」

翠緑「今度一緒に何かスポーツやらない?」

赤「翠緑さえよければいいわ」

男「良かったな。翠緑(ポン)」

翠緑「サワルナ!(バシ!)」

男「痛ってぇ!」

翠緑「お前がいなきゃなぁ、私が赤に勝ってたんだよ!(げしげし)」

男「痛い痛い痛いって。それにキャラが違うぞ」

翠緑「しつこい!(バシドゴボカバキ!)」

男「ギャアァァァァァァ!(だから何で殴られてるんだ俺は……orz)」


翠緑「色無!ショッピングに付き合いなさい!」

男「だが断る。他の奴に頼め」

翠緑「皆用事があるから色無に頼んでるの!」

男「じゃあ明日行けば?」

翠緑「バーゲンは今日で終了だから今日しかないのよ!」

男「……別に無理して買い物する必要ないんじゃないのか?」

翠緑「ダメダ!私は日本に来てから一度も買い物してないんだからさっさと付き合いなさいよ!」

男「だが断r……(ミシ)」

翠緑「次言ったら本気で鉄拳をぶち込むわよ」

男「わ……わかった。アイアンダスタンド」

翠緑「私を馬鹿にしてるのか!(バキ!)」

男「ゲハァゥ!」

翠緑「色無、着いたわ」

男「あのさ、俺まだ翠緑の私服見たことないし、やっぱ次の機会にしないか?」

翠緑「バーゲンを見逃せって言ってるの……?(///)」

男「いや、行きたければ行けばいいけどさ、俺は翠緑の私服姿が見たいんだ」

翠緑「ストーカー……!」

男「ぼ、暴力は良くないぞ」

〜寮内〜

翠緑「じゃ、じゃあ今から着替えるから絶対に覗くなよ!」

男「わかった」

翠緑「絶対だから!」

男「わかってるって」

翠緑「覗いたら殴るからね!」

男「そんなに俺に覗かれたいのか?」

翠緑「……///(げしげし)」

男「OKOK。絶対に覗かないよ。約束する」

翠緑「ほ、ホントウだろうな?」

男「あぁ。約束する」

翠緑「……///」

男「……で、着替えはどうした?」

翠緑「ハッ!忘れてた!」

〜翠緑着替え中につきしばらくの間お待ちください〜

翠緑「き、着替え終わったぞ」

男「じゃあ、失礼しまーす」

翠緑「どーせ私はこんなのしか持ってないわよ。悪い?」

男「翠緑、勝手に怒るな。それにまだ何も言ってないだろ」

翠緑「じゃあさっさと感想言いなさいよ!私だって恥ずかしいんだから!」

男「う、うーん……(どうしよう……胸が強調されてるって言ったら間違いなく殴られるよなぁ……)」

翠緑「早く言え!」

男「あ、うん、まぁ、すごく似合ってるよ。俺は翠緑の私服かわいいと思うんだ」

翠緑「ウソを言うな!」

男「いや、本当のこと言ったまでだよ」

翠緑「いや、それはウソだ!色無には嘘をついた罰を受けてもらう!」

男「だから嘘じゃないっつーの!」

翠緑「よし、終わった。よく似合ってるぞ。色無(プププ)」

男「……ひどい」

翠緑「ホラ、鏡だ」

男「……(チラ)」

翠緑「キ……キマってるぞ……エフッエフッ」

男「って何じゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!11」

翠緑「じゃあ、お披露目に行くわよ!」

男「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ(ズルズル)」

翠緑「ねぇ赤、見せたいものがあるの」

赤「え?何?」

翠緑「色無カモ〜ン」

男「……」

赤「(ブホッ)い、色無……何その格好?」

男「あ、赤!俺を助けt……(ゴスッ)」

翠緑「じゃあ、他の皆にも見せてくるわね」

赤「い、行ってらっしゃい……クククッ」

翠緑「緑〜お邪魔するよ〜♪」

緑「あ、エメラr……!!!!」

翠緑「どう?似合ってるでしょ?」

緑「……クッ……オフッ……ハフックッ(プルプル)」

男「で、翠緑、いつまで続ける気なんだい?」

翠緑「もちろん全員に見せるまでw」

男「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ(AA略)」

翠緑「さて、残りは黒だけね。色無!これで最後よ!」

男「……俺を笑いものにしやがって……」

翠緑「あ!あそこに見えるは黒!おーい、黒ー!」

黒「お、翠緑じゃないか。で、その色無は何だ?(プクク)」

翠緑「キマってるでしょ?」

黒「確かに……ハヒッハヒッ」

男「……(泣)」

翠緑「あれ?色無泣いちゃった?」

黒「……い、色無!その格好はな、イ、イギリスでは比較的ポピュラーなんだ……ぞ!(アハアヘアヘ)」

翠緑「そうよ色無!男でスカート穿けるのはバグパイプ奏者だけなんだから!感謝しなさい!」

男「スースーする……」

黒「バグパイプ奏者はスカートの下はノーパンだからな(クックック)」

翠緑「イギリスじゃ普通のことよ?」

男(ガチで鬱だよ……シクシク)


翠緑「色無、最近何かあったの?」

男「いや……別に何も無いけど」

翠緑「ウソをつきなさい!顔が青白いじゃない!」

男「翠緑……俺を心配してくれてるのか?」

翠緑「ち……違う!(///)」

男「翠緑も優しいとこあるんだなw」

翠緑「黙れ!!!(バキ!)」

男「翠緑、それは俺じゃなくて時計だ」

翠緑「ハッ……!」

朱「……翠緑、ちょっとこっち来い」

翠緑「あ!朱色さん!!」

朱「この時計、電波時計だぞ。いくらすると思ってる」

男「翠緑、かわいそうに……」

翠緑「いやこれはデスネ、色無が」

朱「  見  て  た  」

翠緑「待って……ごめんなさ……アッー!」


翠緑「色無!寝るな!(バシ!)」

男「う〜ん……」

翠緑「せっかく私が教えてやってるのに何だそのやる気の無さは!」

男「眠いものは眠い……(ぐ〜)」

翠緑「コラ色無!(ザク!)」

男「ぐ〜(たら〜)」

翠緑「エ……?赤……血……?」

バタン

男「おい翠緑、お前俺に一体何をおぉぉぉ!?」

翠緑「血……ダメ……オネガイ……」

男「え、翠緑?……おい!起きろ!翠緑!」

翠緑「……ヒッ!……ヒィッ!」

男「……血?そういや、俺も目眩が……————」

バタン

朱「お、起きたか」

男「ん……?」

翠緑「ん……?」

朱「驚いたぞ。黄緑がお前たちを担いで寮に来たんだからな。図書館で倒れてたんだって?二人仲良く」

翠緑「イヤ……ソレハ……(///)」

男「そういや翠緑、血がどうこう言ってたっけ。何かあったのか?」

翠緑「お前には話さなくてもいいだろう」

男「冷たいなぁ〜。翠緑は」

翠緑「何が悪い?」

男「翠緑が冷たいからアイスやらね〜よ〜だ!」

翠緑「ナンダト!ふざけるな!」

男「ぼ、暴力反た〜い!」

ビシッバキッドガッボゴッガキッ

男(少しじゃなく朱さんのも入ってるよなぁ……)


『バンジージャンプ』

男「た……高い……(ガクガク)」

翠緑「だらしないぞ!男のくせに!(ガクガク)」

男「翠緑も震えてるじゃん(ガクガク)」

翠緑「色無が震えてるからそう見えるだけだ(ガクガク)」

男「じゃあ翠緑は飛べるのか?」

翠緑「当たり前じゃない!」

男「じゃあ、飛 ・ ん ・ で♪」

翠緑「ワカッタ!ア〜イキャ〜ンフラ〜イ!」

男「あ、翠緑。紐ついてないぞ」

翠緑「Ah〜!」

男「翠緑、ご愁傷様」


朱「何ぃ?料理したことが無い?」

翠緑「ハハハ……」

朱「一度もか?」

翠緑「イエス」

朱「で、料理を教えてほしいって訳か」

翠緑「そーゆーことです」

朱「よっしゃ、教えてやろう」

翠緑「ありがとうございます」

朱「じゃあ初めてだから玉子焼きでもするか。翠緑、卵割って」

翠緑「はい!」

ぐしゃ

朱「……」

翠緑「……」

朱「……そこから教えないと駄目か」

翠緑「ハハハハハ……」


翠緑「色無、クッキー作ったから試食汁」

男「……(凄く嫌な予感がする)」

朱「ま、半分以上私が作ったんだけどね」

男「……じゃあ、いただきます(まあ、大丈夫だろう……)」

サクッ

翠緑(ドキドキ)

男「……ゲハッ!」

翠緑「!?」

ドサッ

翠緑「色無!そのリアクションはどーゆー意味!?」

男「……翠緑のクッキーが死ぬほどまずい……」

翠緑「何でよ!?仕上げは完璧なはずなのに!」

男「翠緑よぉ……間違えてるんだよ。粉砂糖と片栗……ゴハッ!」

翠緑「ハッ!?」


『追試 翠緑の場合』

男「あー、めんどくせぇ」

赤「まったくだ」

翠緑「……暑い」

男「って翠緑!どうしてここに!?」

翠緑「どうしてって、追試受けるためじゃない」

男「おかしい……翠緑が赤点取るなんて……」

翠緑「イヤ、それは……」

テスト返却時

先生「よし、今からテストを返す。名前呼ばれた順に来なさい。赤」

赤「べ、勉強してなかったからね……」

先生「色無」

男 orz

先生「翠緑」

翠緑「はい」

先生「あのなぁ、翠緑。回答が一つずつずれてるぞ」

翠緑「ハッ……!」

翠緑「こんなことがあったなんて絶対言えない……」

赤「へぇー、だから追試受けてるんだぁ〜」

翠緑「黙れ!(バキッ)」

男「翠緑よ、それは赤じゃなくて試験官の先生だ」

   ゴ   ゴ   ゴ   ゴ   ゴ

先生「翠緑、追試が終わったら職員室に来るように(ポキポキ)」

男赤(終わったな)


『祭りにて』

翠緑「日本の祭りとはこんなに盛り上がるのか」

男「そうだ。翠緑は縁日初めてか?」

翠緑「当たり前じゃない」

男「そうかそうか」

スタスタ

翠緑(そういえば私が男と歩くのも今日で初めてだったっけ。あっちじゃ腕力娘の印象が強くて誰も寄っ

てこなかったし……)

男「……?」

翠緑(それにしても色無は誰に対してもこんな風に優しい奴なのか……///)

男「どうした翠緑?顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」

翠緑「赤くなんか無い!(バキ!)」

男「……翠緑よ、それは俺じゃなくて店の親父だ」

翠緑「ハッ……!」

   ゴ   ゴ   ゴ   ゴ   ゴ

親父「姉ちゃん、さっきのは効いたぜぇ〜(ポキポキ)」

翠緑「え?チョッ……色無……!」

男「言われなくても、スタコラサッサだぜぇ〜」

翠緑「アッー!」


黒「翠」

翠「なに?」

黒「あんた色無のこと好きでしょ?」

翠「な、なにいってんのよ!!」

黒「誤魔化さなくてもいいのよ?」

翠「うぅ……」

無「お、翠と黒じゃ……」

翠「邪魔だ、失せろ!!」

ボグシャっ!!

無「あっー!!(´゚ω゚`)」

黒「キンタマをもろに蹴ったな……」

翠「帰る!!」

無「なんで俺が……」

赤「どんまい……」

無「もう水色さんに癒してもらいます……」


翠「海行きたいなぁ」

青「じゃあクラスの人さそって行く?」

黒「まあ誘う人なんて決まってるんでしょうけどね」

青「赤と色無はいけないらしいわよ」

翠「赤はまたバイト。色無は理由すら聞いてない」

黒「あやしいわねぇ……」

青「まあ色無も若いから隠し事ぐらいあるんじゃない?」

翠(隠し事?夏……海……女……まさか一人で海にいって女をナンパして岩陰でやらしいことを!?)

翠「ちょっと色無のところにいってくる」

青「え?」

赤「だから、大丈夫だって」

無「だって俺そういうことしたことないから不安でさぁ」

翠(この会話……赤も共犯か!!)

翠「そこのゲスども」

赤「いきなりひどいな」

無(こいつ苦手なんだよなぁ……)

翠「黒や青に嘘ついて実はこっそり海にいって女をナンパして岩陰で(ぴー)を(ぴー)させて女の(ぴー)に(ぴー)する気だろ!!」

赤「伏せ字ばかりで何を喋ってるかわからん」

無「つうか俺達海の家でバイトするだけなんだけど」

翠「はい?」

赤「俺が去年からバイトしてるところの時給が結構よくてな」

無「んでそれについていま喋ってたところ」

翠「あ……」

赤「あと発言はもうすこし言葉を選んでください」

翠「ちくしょう!!」

がっしゃーん!!

赤「ちょ、とびおりやがった!!」

無「ここ5階ですよ!?」

黒「これがドーピングコンソメスープの力よ!!」


『翠緑と花瓶』

男「いやぁ〜、今日は本当にありがとう。お陰で英語の課題が終わったよ」

翠緑「これで夏休み明けのテストは赤点ナシよね?」

男「いや、7時間付き合ってもらったのには感謝してるから」

翠緑「……///」

男「翠緑、ありがとう」

翠緑「うるさい!(バキッ!)」

男「翠緑、それは俺じゃなくて黄緑さんの大事な花瓶……」

翠緑「ハッ……!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

黄緑「翠緑さ〜ん、ちょっとこちらの部屋へ来てくださる?」

翠緑「ハ、ハヒ!」

部屋の中

黄緑「翠緑さん、あなたは私の花瓶を割りましたね?」

翠緑「……イエス」

黄緑「じゃあ、罰としてアイアンクロー3時間ぶっ続けの刑に処します♪」

ミシミシミシ

翠緑「ギャアァァァァァァ!!!!!!!1」

ロビーにて

朱「黄緑が怒ってるみたいだな」

男(翠緑……ご愁傷様……)

その後……

黄緑「翠緑さん、ちょっと手伝ってくれる?」

翠緑「サー!イエッサー!」

男「翠緑、変わりましたね」

朱「まあ黄緑に説教されたならしょうがないだろ」


『お好み焼き』

男「よし、まずは生地と具をよく混ぜて…と」

黒「鉄板の準備はできてるぞ」

男「よし。翠緑、流石のお前でもこれくらいはできるよな?」

翠緑「当たり前だ!」

男(あ、殴らない)

黒「前から思ってたんだけど…」

男翠緑「?」

黒「色無と翠緑ってなんだかんだで仲いいよな」

男「……」

翠緑「……///(ベチャッ!)」

黒「…あ」

男「翠緑、それは鉄板じゃなくて俺だ。俺が鉄板に見えたか。そーかそーか(ゴゴゴ)」

翠緑「ハッ…!」

81~名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/12(土)~00:11:55.46~ID:aB7PXlRB0
男「そろそろひっくり返すか(ジュージュー)」

黒「そうね」

男「翠緑、これは俺がやるよ」

翠緑「任せたわ」

男「おっと、ひっくり返す前に…」

ジュワ〜ッ!(熱したコテを翠緑に当てる)

翠緑「チョッ色無…熱ッ!」

男「さっきのお返しだ」


『夜道にて』

男「まずいな…説教されてた翠緑待ってたらこんな時間になっちまった」

翠緑「別に待ってなくてもよかったのよ?」

男「それはできんな」

翠緑「え……///」

警官「こら!君達こんな時間に何をしている!」

男(やべ!)「え〜と…あの〜これはえすねぇ〜…」

翠緑『(英語で)我々は幼い頃から魚釣りを兄弟として麻婆豆腐』

男+警官「…?」

翠緑『(英語で)厨房の女王おかんの降臨により我ら、ハゲ。

   猫の鳴き声がバンジージャンプの父となる。

   彼は虚構の世界でも現実と変わらぬ姿をしたまま足の臭いバカとなる

   したがって我々を通報しようとはなんともおかしい考えである』

警官「と…とにかく早く帰るんだ。いいな?(スタコラサッサ)」

男「ありがとう翠緑。お陰で助かったよ。でも、なんて言ってたんだ?」

翠緑「ハッ…!私は一体…!?」

男(二重人格!?)


赤(うわっ、これはヤバいでしょ)

〜遡ること30秒前〜

無「茶さん」

茶「なんでしょう?」

無「スカートが落ちてパンツが見えてます……」

茶「えぇ!?」

無「ちょっと、立ったまま気絶!?」

茶「……」

無(気絶してもなおパンツ姿で君臨するのか……しかたない……俺がスカートをもとに戻そう……)

色無がスカートに手をかけた瞬間赤が部屋に入ってくる

無&赤「あ……」

〜そして現在〜

赤「まあ、私からは口外しないでおくから頑張りなさい」

無「まって!!誤解だぁ!!」

ガチャっ

翠緑「ただいまぁ……」

無&赤「あ……」

いまだスカートに手をかけた色無の姿は誰がどうみても無防備な少女のスカートを下ろし襲いかかろうとする変態そのもの

翠緑「覚悟はできてるんだろうな?」

無「ちょ、ちょっとまて!?」

翠緑「お前はわたしを怒らせた」

無「好きにして!!」

翠緑「ぶるああああぉ!!」

ぼぐしゃぁ!!

無「お父さんごめーん!!」

翠緑「あばよ、あの世で後悔するんだな」

赤(なんて恐ろしい子!!)


『侍と翠緑』

男「……?うるさいな……」

侍黒の部屋

侍「カブトキタ————(~゜∀~゜)—————ッ!!」

翠緑「キタ————(~゜∀~゜)—————ッ!!」

侍「OPSUGEEEEEEEEEEE!!」

翠緑「SUGEEEEEEEEEEE!!」

侍「くろっくあっぷ!」

翠緑「Clock~Up!」

侍翠緑「ふよふよふよ」

翠緑「1!2!3!……ライダーキック!!!」

ガチャ

男「おい、お前ら何をsゴバッ!」

翠緑「Clock~Over...」

男(ピクピク)


紫「うわぁぁぁん!!色無ぃぃ!」

男「ど、どうした紫!?なんで泣いてるんだ!?」

紫「うっく……深緑さんに……」

男「に……?」

紫「迷子に間違われたぁ!!頭なでなでされて『お母さんは?』ってぇぇ!!挨拶しただけなのにぃ!」

男「深緑さぁん……」

深緑「あら、その声は色無君?こんにちは」

男「それは柱で、俺に似てるところなんてこれっぽっちもないですけどこんにちは深緑さん」

深緑「あら、ごめんなさい。それで、何か用かしら?」

男「あぁそうそう、さっき紫のこと迷子扱いしたそうじゃないですか!泣いてましたよ?」

深緑「あら?てっきり小学生が間違えて寮に入っちゃったのかと……ごめんなさい、あれが紫ちゃんだったのね」

男「……だいたいここの寮、ちゃんと朱色さんいるんだから間違えて入るとかあるわけ……」

深緑「……?」

男「あの人なら……いやあの人だからこそ仕事してないからありうる……」

深緑「どうしたの色無くん?」

男「あ、あぁいえ何も……ってそれ俺じゃないですよ!自販機です!」

深緑「あら、ごめんなさいね。それにしても……女の子に泣き付かれるなんて、色無君もやるわねぇw憎いぞ、このこのww(ツンツン」

男「ぎゃぁぁ!!目がぁ、目がぁぁ!!ほっぺたと目を間違えてつつかれるなんてぇぇ!!」

深緑「あら、色無君大丈夫!?色無君!?」

男「……これは無理かも……わからんね……」

深緑「……返事がないわ……人工呼吸しなきゃ!!」

男「返事しましたよね!?っていうかなんで人口呼きゅ……むぐぅ!」

紫「!!!……一回ガツンと言ってやるっていうから……うぅ……色無のばかぁ!!死んじゃえ!!」

男「ん゛〜〜!!っぷは、違うんだ紫これは……がはっ!!(深緑による心臓マッサージ」


『特撮談義』

翠緑「色無、お前はどのライダーが一番好きだ?」

男「ガタックだけど?」

翠緑「え?ガタック?加賀美ってヘタレじゃなかったっけ?」

男「じゃあ翠緑は何が一番好きなんだよ?」

翠緑「……ザビー」

男「ガタックよりザビーの方がヘタレじゃねーかよw」

ピキピキ

男「……?」

翠緑「ライダースティング!(バキッ)」

男「ヴボァッ!」

ガシャーン! 

ヒュー

男「エボッ!(ドサッ)」

朱「空から人が降ってきたか……」


『格ゲー』

翠緑「色無!スト2で勝負だ!」

男「了解した」

カチカチ

翠緑「私はリュウで行くわ!」

男「じゃあ俺サガットな」

リュウ「はどーけん『タイガー』(相殺)」

『タイガー タイガー タイガー タイガーアパパーッ!』

『オーウ オーウ オーウ オーウ』

男「ハッハッハ!口ほどでもないな翠緑!」

翠緑「……サイコクラッシャー!!!!1」

ガシャーン!

男「オーウ オーウ オーウ オーウ」

朱「また翠緑が何かしたみたいだな」

黄緑「分かってます♪」

色無:4回の窓から落ちるも奇跡的に無傷。再起可能

翠緑:黄緑特性コブラツイスト2時間の刑を受ける。(一応)再起可能

窓:3日後に黒たちが直した

To Be Continued...


『プール』

男「やっぱ夏といったらプールだろ!」

翠緑「で、なぜ私を連れてきた?」

男「いや、やっぱり翠緑は帰国子女である以上日本の夏を感じてもらわなければならない」

翠緑「……そうか」

男(くっ……翠緑の水着姿……想像以上にキク……!とにかく暴走しないように理性で押さえつけなくては……!)

ジロジロ

翠緑「やらしい目で見るな!」(げし!)

男「翠緑、お前が蹴ったのは俺じゃなくてプールの監視員の乗ってる台だ」

監視員「え?ちょ……アッー!」

ざっぱーん

翠緑男「……」

翠緑「い、色無!弁護を……ってえぇ〜!」

男「言われなくてもスタコラサッサだぜぇ〜」

監視員「お譲ちゃん、ちょっと奥でお話しようか……」

翠緑「ちょ……アッー!」


男「うん。うまい。流石黄緑さん」

黄緑「あら、ありがとう。色無君」

翠緑「……」

男「おい翠緑、黄緑さんの料理がまずいとでも言う気か?」

翠緑「おいしいに決まってるじゃない」

男「それならいいんだけどさ」

黄緑「お代わりもありますよ」

男「じゃあ、おかわり」

黄緑「はい、たくさん食べてくださいね♪」

翠緑「色無」

男「何だ?」

翠緑「お前は少しその女たらしを直せ」

男「じゃあお前だって暴力癖直せよ」

翠緑「何だと!?色無は聞いた話によると毎日女に囲まれて毎晩いかがわしいコトを……」

男「わーっ!言うな言うな!お前だってテストのときマークシートの解答欄全部一つずつずれてたせいで補修受けたじゃないかこのドジっ娘が!」

翠緑「何ぃ〜?」

男「んん〜?」

黄緑「二人とも仲がいいんですねぇ」

翠緑「良くない!(バキッ!)」

男「……あ」

翠緑「……あ」

    ゴ    ゴ    ゴ    ゴ    ゴ    ゴ

黄緑「翠緑さん、食後、私の部屋に来てくださる?」

翠緑「アッー!」

翠緑:その後黄緑特性チョークスリーパーホールドの餌食になる。再起可能

To Be Continued...


赤「んー……」

無「おい、起きろ……」

赤「ん……」

無「だー!!起きろ!!」

赤の被っている布団を奪い取る色無。この後とんでもない事態が!!

無「ぶふぅっ!!」

突然鼻血を吹き出す色無。この鼻血のせいでさらなる悲劇が……

赤「うーん……」

無「お前パジャマ脱げてる……つうかノーブラ……」

赤「ぐぅ……」

翠緑「おい色無、赤を起こすのにいつまで手間とってるんだ……」

無「あ……」

翠緑(赤のパジャマが脱げてる……布団に血が……裸の赤に血がついた布団……まさか処女膜貫通!?)

翠緑「色無ぃ……覚悟はできてるんだろうな?」

無「後生です!!命だけは!!」

翠緑「無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」

ぼぐしゃ!!

無「あ、それ赤の大事にしてたCD」

翠緑「いやぁ、私流のサプライズ……」

赤「おい……」

無(赤起きてたのか)

翠緑「なんでございましょうか?」

赤「色無さん、こいつシメていいっすか?」

無「望むがままに」

翠緑「いぃやぁぁぁ!!」


無「なぁいいだろ?」

水「駄目だよ……恥ずかしいよ……」

無「大丈夫だって」

水「だってはじめてだし……」

無「そんなこといわないでさぁ」

翠緑「こらぁ!!清純な少女になに吹き込んでるんだぁ!!」

無「まて、誤解だ」

翠緑「部屋に連れこんで、(ぴー)を(ぴー)させて水の(ぴー)に(ぴー)を(ぴー)で(ぴー)気だろう!!」

水「///(ぼふっ)」

無「水がオーバーヒートした!?」

翠緑「お前のような女たらしには死すら生ぬるい……」

無「話を聞け!!」

翠緑「ポチョムキンバスター!!」

無「かぼはぁっ!!」

黄(水をカラオケに誘うのにいつまで時間かかってるんだろう)


『ある日の帰り道』

翠緑「色無……」

男「何だ?」

翠緑「その……色無は好きな人とかいるの?」

男「う〜ん……多分」

翠緑「……そうなんだ」

男「そうなんだっ……て?」

翠緑「いや、なんでもない」

男「翠緑、お前ちょっとおかしいぞ。何か変なもん食ったか?」

翠緑「……///」

男「おい、顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」

翠緑「……///」

男「翠緑?大丈夫か?」

翠緑「……バカ」

男「え?」

翠緑「バカァッ!」

男「ゲフッ!」

翠緑「色無のバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカァッ!」

男「何故……殴……ゲフッ」

翠緑「もう知らないから!このバカ!」

男「エ……エメラ……ル……ド……?」

翠緑(そうよ!色無なんてバカでアホで鈍くて変態で女癖が悪いサイテー野郎なんだからっ……!)


『お、買い物お買い物♪』

朱「暑ぅー。でももうビール全部飲んじゃったし……お?」

翠緑「I wanna be a VIP star♪」

朱「おい翠緑」

翠緑「なんざんしょ?」

朱(何かおかしいのは気にしないでおこう)「ビールなくなったから買ってきてくれない?」

翠緑「わかったわ。どれくらい?」

朱「 5 箱 」

翠緑「 金 が 無 い 」

朱「 金 は 出 す か ら デ パ ー ト で 買 っ て 来 い 」

翠緑「じゃあ、行ってきまs……」

朱「ちょっと待った!ついでに色無も誘えば?あいつああ見えて結構体力あるし」

翠緑「はぁ……」

朱「そ・れ・にヒソヒソヒソヒソヒソ」

翠緑(///)ボンッ

朱「色無が好きならそれ位しなきゃね。ライバルが多いから頑張ってね〜♪」

翠緑「頑張れ。荷物持ち要員色無」

男「何故俺なんだ……?」

翠緑「一番暇そうだったから」

男「さいですか……ところで翠緑、一つ聞きたい」

翠緑「何?」

男「まさか俺はビールの箱を背負って寮に行くのか?」

翠緑「当たり前じゃない」

男~orz

翠緑「こら、そこのヘタレ!さっさと歩く!」

男「ウイ……」

〜しばらくして〜

男「流石に限界だ……休ませてくれ……」

翠緑「まあいいわ。じゃあそこの公園で休憩しましょ」

男「ハァ〜。……肩がパンパンだわぁ〜」

翠緑「何か飲み物買ってくる?」

男「じゃあリアルゴールド買ってきて……」

翠緑「把握した」

ゴクゴクゴク……

男「あ〜、生き返るわ。あ、金出す?」

翠緑「別にいいわよ。労働の報酬として」

男「それにしちゃあ少ないな」

翠緑「何?文句あるの?」

男「あるさ。もっと何かくれ」

翠緑「……じゃあ……」

チュッ……

男「……」

翠緑「……///」

男「え……翠緑……?今の……?」

翠緑「……///」

男「翠緑……?」

翠緑「フン!どうせ色無は女の子にこうしてもらえれば満足なんでしょ!(///)」

男「あ、え〜と……」

翠緑「休憩時間終わり!行くわよ!」

男「あ……あぁ」

〜翠緑の部屋〜

翠緑(わ、私はあの時一体何を思ったんだ!あの色無にキスするなんて!で、でもあれはつい……///って認めちゃダメ!しっかりするのよ翠緑!でも……)

翠緑「これからどうすればいいんだろ……」

翠緑「よし!今日はなかったことにして寝る!」

翠緑「だぁーーーーー!色無が頭から離れーーーーーーーん!!!!1」

朱「ゴルァ!何時だと思ってるんだ!うるせぇぞ!」

翠緑「ごめんなさい……(朱さん……いつに無く恐い……!)」

朱が翠緑の部屋に行く数分前

朱「メーカーが違ぁう!(バキャ!)」


茶「あー、もう……スズメのせいでベランダが汚れちゃってる……」

翠緑「最近ここらへんひどいからねぇ」

茶「翠緑ちゃんはどう?」

翠緑「あたしの部屋にはスズメよけにCDをぶら下げてるから大丈夫」

茶「へぇ〜」

翠緑「赤からCDを5枚ぐらい借りてつくったんだ」

茶「いいのそれ?」

翠緑「とりあえず貸してっていったから大丈夫だよ」

茶「すごい不安だ……はっ!?」

赤「……」

茶「あ、赤さん!!いつのまに!?」

赤「さっきからいたよ……そんなことよりさっきCDがどうとかいってなかった?」

翠緑(逃げろ!!)

茶「あぁ、翠緑さんが……あれ?いない……」

赤「あの女ぁ!!逃げやがったなぁ!!」

翠緑「わははは!!毎度毎度やられてたまるかぁ!!」

ガシっ!!

翠緑「あう!?」

黄緑「あらあら、廊下を走るなんていけない人ですね……」

ミシミシ……

翠緑「ぐぁぁぁ!!頭がぁ!!あ、らめぇぇぇ!!」

赤「なんか黄緑機嫌悪そうだね」

茶「色無さんと出かけようとしたら紫ちゃんと出かけるって言われて断られたらしいですよ」

翠緑「あっー!!」

黄緑「うふふふ……ぐすっ……」


彼女の髪は光の加減で色が変わる。

赤になったり、青になったり、黄色になったり……

七色だと人は口々に言うが、本当の所、何色あるのか判らないのが本当の所だ。

性格もイマイチ良く判らない時がある。

誰とでも話すし、誰とでも仲のいいように思うが、彼女は殆んどの時間、一人で居る時が多い。

其処で僕は一つの仮説を立ててみた。~彼女は、誰とでも合わす事が出来るけど、何処にも属さないんじゃないかって、だから何時も一人で居るんじゃないかって……

所詮は仮説にしか過ぎないんだけどね。

だけど、実際……どうなんだろうか?~そう思ったのが始まり。

そう思ったのが僕と彼女が知り合ったキッカケだった。

『レインボー少女』

何だったかな?始めの会話は?そうそう「不思議な色をした髪だな」だったっけか……

「不思議な色をした髪だな」

彼女はビクッと肩を震わすと、ライオンでも見るように俺を見ている。

「そ、そうですか?」

何故か彼女の態度が急にソワソワとしだした。

何処か、言葉を選んでいる様な感じだ。と言うか、あまり俺とは喋りたくない雰囲気を辺りに醸し出している。

「すまん、迷惑だったか?俺?」

「い、いえ、そう言う訳じゃないんですけど……す、少し貴方が苦手でして」

苦手?俺が苦手……それは遠回しに嫌いと言われたのか?俺は?

「それはまた、キツイお言葉で」

「いや嫌いとかじゃないんです、ただ……」

「ただ?」

彼女は顔を背けると、霞む様な声で「何を喋っていいか、判らないんです」と小さく呟いた。

「いや、普通にしてれば問題ないと思うよ……」

俺がそう言うと彼女は一層、顔を背ける。

「わ、私には自分の性格が判らないんです、他の人には合わせる事が出来るんですけど……貴方の場合は、その……」

ああ、彼女が言わんとしてる事が判った。

俺には色がないから、彼女はどう言う風に喋っていいのか判らないんだ、他の子ならば、その子の性格に合わせればいいだけだからそれで会話は、成立するが、俺の場合、会話する根の部分がない人間には合わせようがないのか……

「ホントだな、会話が成立しないな」

「……」

控えめに彼女は頷く。

「けどさ、逆に考えればさ、この会話が素のアンタの会話って事になるよな?」

彼女は、キョトンとした顔をした後、驚く様に顔を真っ赤にしながらうつ向く。

「そうやってな、一々、反応するなよ、見てる此方が恥ずかしぞ……」

「ご、ご免なさい」

謝る度に彼女の髪は色々な色に変わって行く。

それが凄く綺麗で、虹が近くにあるかの様な錯覚を起こした。

だけど思う。

彼女は何時も、友達と喋る度に合わせて、一線を何処かで引いていたのだろうか?そんな、しんどい事を、彼女は平気な顔して、今まで居たのだろうか?

「なぁ?」

だから聞いてみたくなった。

「お前さ、しんどくないか?相手に合わせてばっかで……」

彼女の顔が少し曇る。

いや、歪んだと言った方がいい。

触れられたく傷を、無理矢理フォークでエグッタ様な感じがした。

「私は、色がないですから……」

色がない……

「あるじゃねぇか」

「いえ、在るにはあるかも知れません、だけど、私には個性と言う物が不足してるんです、誰にでも合わせる事が出来るとしても、それは所詮、中途半端なんですよ。私には決まった色がないから……」

あぁ、そう言う事か。

「悪いな、嫌な事聞いて……」

「いえ」

会話が止まる、次に何を言っていいか判らなくなった。

結局、頭に浮かぶのは、沢山言い訳と、彼女を慰める言葉だけ。

その言葉を、もし彼女に吐いてしまったら、彼女は凄く傷付くだろう。

色のない自分でさえ、彼女をケナす事になるのだから……

「悪い」

だから、ただひたすらに謝る事しか出来なかった。

今日ほど自分に色がない事を悔やんだ事はない!!

色があれば、ちゃんと会話が出来たかも知れない。

そうすれば、彼女を傷付ける事は無かったと言うのに……

「……」

「すいません、今日は帰ります」

顔をうつ向かせて、彼女は教室から出ていった。

教室に残された俺は、自分の半端な優しさに吐気を覚えた。

次の日は雨だった。

雲が空を覆い、降り頻る雨は校舎の中まで響いていた。

彼女の席は空席だった。

昨日、俺が言った事を気にして休んだのだろうか?無意味な言葉の螺旋で彼女を傷つけたせいだろう。

何て馬鹿な男なんだろうか?

色がないのを気にしてるのは一緒じゃないか、それなのに……

ゴウゴウと降る雨は止む事を知らず、俺の気分を鬱にさせるのにはもってこいの天気だった。

順調に、授業が終わり、放課後になっても、彼女は学校に来なかった。

「はぁ……」

溜め息が出る。

自分が情けなさ過ぎる。

鞄を持ち、家路に着こうと、帰路を帰ってる時に彼女は居た。

私服姿で、黒いニット帽を被った彼女は、脇の小さなブランコに腰掛けながら、傘もささずに空を見ていた。

ゆっくりと近付き、傘を差し出す。

「何してんだよ……」

キラキラと光る髪が何色も変化して、少し赤く腫れた眼を彼女は俺に向ける。

「空を……見てました」

「こんな雨の中でか?」

「はい……」

次に出る言葉が思い付かない。

何て言っていいのか判らない。

「色無さんは何で此処に?」

「帰り道だから」

「そうですか……」

会話をして、また途切れ、また会話が始まって、途切れ、それを何回繰り返しただろうか?

ようやく、雲の間から光が差し込み、雨が止んだ。

「雨、上がりましたね」

「上がったな……」

「……」

「……」

やっぱり、会話が続かない。

ふと彼女の髪に眼が行く。

いくつもの色が流れる様に、上から下へ、下から上へと彩りどりに光っている。

「……虹」

「へ?」

彼女は俺に向かって不思議そうな顔をする。

「いや、虹出るかなっ思ってさ……」

彼女は少し苦笑して空を見上げた。

「虹は、お好きですか?」

少し、悲観したようなそんな声だった。

「うん、好きだな、綺麗し……」

「私は嫌いです」

言葉を言い終わる前に、彼女は俺の言葉を遮る。

「何で?」

「……髪と同じ色、だからです」

「……虹ってさ、凄いと思うよ。光の加減で色が変わって、色んな色を出してさ、実際には12色って言われてるけど、ホントの色は判んなくてさ……」

彼女は静かに俺の方に顔を向ける。まぁ後ろに居るからそんな気がしただけだけどな……

「それで、一瞬だけしか見れないじゃん?虹って、お前はいいよ、綺麗な色してる髪持ってんだから」

「……」

ドンと背中に衝撃があった。

「ど、どうした?気分でも悪いのか?」

「い、今、う、後ろを見ないで下さい……」

彼女は、声を殺しながら、精一杯泣いていた。

今までの重りを取り払う様に……

「わ、私は、じ、自分の、い、色が、嫌い、、でした……」

「うん」

「だ、けど、今、始めて、、この、色で、、良かったと、、思います」

「うん、うん」

「あ、り、、が、、と、う」

「……うん、有り難う」

彼女は何度も背中に顔を擦りながら、泣いた。

今日は虹は出ないな。

いや……後ろにあるか……

本物よりも、綺麗な虹が……。

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深緑「あけましたね〜」

無「ええ」

深「今年もよろしくお願いしますね」

無「深緑さん」

深「はい?」

無「いつもの事だから一々指摘するのもどうかと思ったのですが……」

深「なんでしょう?」

無「それは観葉植物で、僕じゃありません」

深「まあ! どうりでゴツゴツしてると……ゴツゴツ……ふふふ」

無「……」

深「じゃあ、これが色無くん?」

青「あの……私です……」

深「あら、青ちゃん。お久しぶり〜」

青「どうも……」

深「じゃあこれかしら」

 ふに

茶「きゃあ!? なんで私の胸触るんですか〜!」

深「あら〜?」

無「楽しんでるんじゃないだろうか……」


無「最近深緑さん見かけないなぁ……」

黄「深緑さんなら、今日神社で巫女さんのバイトしてたよ?」

無「嘘ぉ!?」

黄「それはもう似合ってたよ……あの深緑のロングがよく映えてたね」

無「これは……今からでも遅くない!行くべし!」

無「夜なのに人多いな〜。さすがお正月。っと、早いとこ深緑さんを探さないと……」

『おぉ〜!』

無「ん?なんだろうあの人混みは……」

 ビシッ

『おぉ〜!』

無「……ちょっとすいません通してくださ……」

深緑「……ハッ!」

 ビシッ

『おぉ〜!』

無「深緑さん……なぜにやぶさめ!?しかもこの時期に!?」


 二月の寒空の下、私は人を待っている。吐く息は白く、頬を切る風は冷たい。下校中の生徒やカップルが私の横を通り過ぎていく。

「遅いナ……」

 最初の出会いは唐突だった。

「お前、偉そうだな」

「ハ?」

 親の仕事の都合で嫌々日本に来たことも手伝って、私は日本を馬鹿にしていた。全ての物が色褪せて見えて、故郷が懐かしく、何もかもが素晴らしいものであったかのように思えた。

「エメラルドちゃんって帰国子女ってやつでしょ〜。すごいよね〜」

「ハハン、そんなこと……もあるカナ?」

 今思えば外国からやってきた転校生が珍しかっただけなのだろう。しかし、自惚れ屋の私をおだてるにはそれで充分だった。

 もしあのまま行けば今頃私は一人ぼっちだったかもしれない。

 でも——。

「イギリスか何か知らないけど、あんまり馬鹿にするなよ? みんながみんないい気持ちで聞いてるわけじゃないんだからな?」

「な、なんのコト……?」

 彼は違った。他の子と違って、私と対等に接してくれた。

 最初チヤホヤしてくれた友達は今は側にいない。かといって仲が悪いわけでもないケド。所詮みんなそんなものなのだ。

 でも彼は——

「お、待っててくれたのか? ごめんな、寒かったろ」

「い、色無、これ……」

「お、チョコレート? いや〜悪いね〜」

「だ、大事に食べ……ロヨ?」

 多分私は耳まで赤かったに違いない。でも、

「はは、解ったよ。ありがとな」

 彼はそんな私をありのままに受け入れてくれるのだ。

 ありがとう色無。大好きだよ。


無「すみません朱色さん、ちょっといいですか?」

朱「どうした?」

無「姉さんが、俺の普段の生活を見たいからここに来たいそうなので寮母さんに話がしたいって」

朱「お〜、わかった。……お電話代わりました、虹色寮で寮母をしている朱色と申します……」

橙「色無いろなしっ、色無って一人っ子じゃなかったっけ?」

無「その辺の事情をありのまま話すと、今までずっと一人っ子だと思っていたら、いつのまにか姉がいた。何を言っているのかわからないとは思うけど、正直俺もよくわかっていない。思いつきだとかご都合主義だとかそんなものの片鱗を味わっったよ」

黒「あ〜、あるある。妹だけど」

青「気を抜くと自分より人気あったりするのよね〜何故か」

無「まぁ今回はたぶん一発使い捨てだろうから問題はないだろ」

橙「で、色無のお姉さんってどんな人なの?」

無「あの人もムダに謎の多い人だからなぁ……はっきり言って説明のし様がない」

青「だとしても何かあるでしょう?名前とか性格とか趣味とか」

無「名前は『色』に『彩』で色彩で、性格はやたら厳しかった記憶しかないな。中学上がる前までに勉強やら家事のイロハを叩き込んだのも姉さんだし。両親以上に怒られたよ。離れてみて優しさとか有難みがわかったけど、昔はかなり恨んでたな」

青「いいお姉さんじゃない」

無「今更だよ。昔はそうは思えなかったからな。趣味は……なんだろ?小説書いたりガーデニングに凝ってたりはしてたけど」

黒「文系の人なのね」

無「いや〜どうだろ?短距離で記録持ってたり剣道有段だったり器用になんでもこなせる人だから。デザイナーやってたりモデルやってたなんて話も聞くし」

橙「マジ?どこのブランド?私の知ってるヤツ?」

無「さすがにそこまではわかんないわ。あと年は群青さんと同じくらいだから、この寮にいる人間のほとんどとは話が出来そうだよな」

黄緑「色無さん、ちょっといいですか?」

無「うぇぇえ?今のはそういう意味じゃなくって……」

黄緑「そっちは後で問い詰めるとして、色彩さんって素手で熊や象を倒せたりしませんか?」

黒「そんな、あなたじゃないんだから」

橙「さすがにそんな話題で盛り上がれる人はいないと思うけど」

無「いや、姉さんならそれくらい鼻歌交じりにやっても驚かないよ。サメやらシャチ相手でも圧勝するんじゃないか?」

黄緑「やっぱり師匠なのね……生きてるとは思わなかったわ」

三色「いま何て言った?」

赤「色無のお姉さんって中距離でも記録持ってない?……やっぱり師匠だ。あの人はボクにスポーツの楽しさを教えてくれたボクの目標なんだ……てっきり死んじゃったと思ってたけど、生きてて良かった」

緑「色彩さんって色無のお姉さん?あの人さえいなければヤオイ趣味に走らなかったのに……あの人のヤオイ話に勝てる人を私は知らないわ。……それにしても生きていたのね」

焦茶「色彩さんは素晴らしい女性だ。あの人のおかげで自らに素直に生きる事が出来るようになったんだ。なるほど、あの人の弟ならば色無が素晴らしいのも納得できる。……しかし生きていたのだな」

翠緑「あの方には向こうでずいぶんとお世話になたアルよ。人生における教師はあの人以外思い浮かばんアル。しかもあの人は他にも六ヶ国語が話せるネ。……でも二年前にあんなことさえなければ……」

橙「ねぇ、色無のお姉さんって何者なのかしら?」

青「他の誰かと勘違いしてるんじゃない?どう考えてもおかしいでしょこの状況は」

黒「それよりも何でみんな死んだと思っていたのかの方が気になるわ……」

黄「色無のお姉さんがいなければカレーのおいしさを私は知らなかったわ。それにしても生きていたのね」

桃「色無くんのお姉さんがいなかったらこんなにも胸が大きくならなかったわ。死んだって聞いてたわ」

灰「色無のお姉さんがいなかったら私はナマケモノにならなかった。生きてて良かった」

朱「色無の姉がいなければ煙草も博打も知らなかった」

三色「待ちなさいそこの嘘吐き達」


?「ねぇそこのお嬢さん、ちょっといいかな?」

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茶「はい、何でしょ……えぇっ!?」

?「どうしたの?」

茶「色無くん女装なんてしてどうしたの?また灰ちゃん達と何かあったの?」

?「(……なっちゃんはいつも何をやっているのかしら)ええっと、私はなっちゃ……色無の姉で色彩っていうの。お嬢さんは色無の知り合い?」

茶「ふぇぇぇぇえ?お姉さんだったんですか!えとえとえとえとえとえとえとえと、わわわたわたわたわしは茶色っていいます! いい色無くんにはいつもお世話になってましゅっ!」

彩「そう、あなたが茶色ちゃんなのね。色無から話は聞いてるわ。よろしくね」

茶「ふぁい、よろすく、よろしくお願いしますっ!」

彩「ええ、よろしく。……ところで悪いんだけど、虹色寮はどこかな?道に迷っちゃって困ってたのよ」

茶「ええええええ?そのそのそのそのそのそのそのその、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

彩「教えてくれないの?」

茶「私も迷子なんです、ごめんなさ〜い!(ドップラー効果)」


彩「なっちゃん、お姉ちゃん迷子になっちゃった。どうしようか?」

無『だから迎えに行くって言ったのに……いまパソコンで姉さんの携帯のGPSを探してみてる』

彩「ごめんねなっちゃん。無事会えたらハグしてあげよう」

無『手加減してくれるんなら別にいいよ。会った直後に病院送りなんてもう勘弁だからな』

彩「なっちゃん酷いよ〜、そんなこと二回しかやってないじゃない」

無『二回も、だ。……姉さんの現在地がわかったよ、筆入寮の方と間違えてるみたいだな。30分以上かかるから、近くの店で適当に時間潰してて』

彩「わかった、待ってるね。30分か……どこかお店に入ろうにもこのオミヤゲが邪魔なのよね。どうしようかしらん」

空「あ、色無先輩こんにちわ。スカート穿いてるなんて珍しいですね」

彩「いえ、昔は結構穿かされてたのよ?私に」

空「え?」

彩「初めまして。色無の姉で色彩っていいます。お嬢さんは色無の知り合いでいいのよね?」

空「またまた下手な演技しちゃって〜。色無先輩、いくら女装姿が恥ずかしいからってその言い訳は厳しいですよ〜」

彩「これでも言い訳だって思えるかしら?」

空「……おっきい……ついてない……おっきい……ついてない……おっきい……ついてない……おっきい……ついてない……おっきい……ついてない……」

彩「ちょっと刺激が強かったかしら……」


無「あ、いたいた。姉さ〜ん……と空と紫とクリームちゃん?どうしたの?」

空「色無先輩聞いて下さいっ!色無先輩なのに大きくてついてないんです!!」

紫「そんな妹だなんて……色無くんとはプラトニックな関係をですね、でも近い将来は妹になるかもなんて……」

薄「舌が、こう、うねうねって……うねうねって……」

無「姉さん!??三人に何をやっりやがったっ!!?」

彩「なっちゃん、最近の娘ってすっごく甘いのね。お姉ちゃんビックリしちゃった」

無「たった30分で三人も被害者を出せる方がビックリだよ!アメリカじゃ射殺されてもおかしくないよ!?」

彩「ビックリで思い出したんだけど、なっちゃんは寮でどんな生活をしてるの? みんななっちゃんの女装に疑問を持っても変だとは思ってないのよ。普段から女装してるの?」

無「姉さんの弟は流されやすい性格なんだよ。それはそうと、久しぶり。寮についたらゆっくり休んでよ」

彩「そうさせてもらうわ。……それにしてもこの娘達どうしよっか」

無「いま電話でタクシーを呼ぶんで、それに乗って帰ろう」

空「あの大きさは灰ちゃん……いえ、水先輩……いや、黄緑さん……馬鹿な……まだ大きいというの?」

紫「でも別に嫌とかじゃないんですよ、ただ心の準備がですね……でもお姉さんって呼んでもいいんですか……」

薄「甘くないところを探すって、そこの茂みで……」

無「当分は戻ってきそうにないな……」

彩「ホント、困ったわね〜」


彩「ここが虹色寮なのね。寮っていうから古い建物かと思ってたけど、ずいぶんと綺麗で新しいのね」

無「まだ出来て一年しか経ってないからね。……そういえば建ってあんまり長くないのに隠し通路とかずいぶん造られたな」

彩「ねぇなっちゃん、女装とか隠し通路とか、ここの娘達は大丈夫なの?」

無「大丈夫だよ、暴走しておかしくなることもたまにあるけど……結構あるけど……頻繁にあるけど……あれ?毎日ある?」

彩「なっちゃん、お姉ちゃんと一緒に暮らす?遠慮とかしなくていいのよ?」

無「いや、大丈夫大丈夫。……まだ大丈夫大丈夫。うん、大丈夫、大丈夫だよ」

無「さ、上がって」

彩「はい、お邪魔します……あら、このスリッパ」

無「姉さんが来るのに来客用のだと可哀想だと思って、家で使ってるのと同じのを買ってきたんだ」

彩「ありがとうなっちゃん。はぐはぐ〜」

無「ちょっ、止めろって姉さん。恥ずかし……あ、ギブギブ、なんかミシッていったミシッて。またアバラが肺に刺さるからっ!勘弁して!!」

彩「えへへ、ごめん」

無「ぜーっ、ぜーっ、ぜーっ、ぜー。とりあえず俺の部屋来る?朱色さんに挨拶する?」

彩「お世話になるんですもの、挨拶が先よ」

無「じゃあ近道しよう。ここの電話の♯を連打すると……」

ごごごごごごごごごごごごごごご

無「ここを抜けると朱色さんの部屋だから」

彩「なっちゃん、お姉ちゃんこんな時どんな反応していいかわかんないわ」


彩「朱色さん、愚弟がいつもお世話になっております」

朱「いえ、色無くんには私もお世話になっていますので。寮で唯一の男手ですのでつい頼ってしまいまして……」

彩「まぁそうなんですか。多少なりとも役に立っているようで安心しました。あ、これはお土産です。お酒を飲まれるとの事で、地酒の『包丁一本』とおつまみの塩辛です」

朱「これはご丁寧にすみません。後で姉といただきます。大したおもてなしは出来ませんが、ゆっくりしていって下さい」

彩「なっちゃんが『あんまり寮母らしくない人』とか言うからどんな人かと思ったけど、ちゃんとした人で良かったわ」

無「ちゃんとしたっていうかちゃっかりした人なんだよ……着いたよ。ここが俺の部屋」

彩「ちゃんと片付いてるじゃない。お姉ちゃんの言いつけを守ってるようで感心感心」

無「昔は散々怒られたからね。姉さんが来るって聞いて念入りに掃除したよ」

彩「(つー)そうみたいね。ホコリも全然ないし、上出来よ」

無「じゃあ俺、適当にお茶入れてくるから、テレビでも見てゆっくりしてて」

彩「いや、疲れたからちょっと横になってる。ベット借りるね」

彩「ふー。それにしても凄いところね。個性的な娘が多いし、変な仕掛けはあるし。退屈はしないけど疲れそうね」

彩「あら、枕についてるコレ(紫の髪の毛)は……あ、毛布にも(白の髪の毛)……ここにも(空の髪の毛)……ここにも(橙の髪の毛)……これも(茶色い縮れ毛)?」

灰「(隠し通路から)色無〜、可愛い灰ちゃんが遊びに来てやったから喜べ〜」

彩「あら、色無のお友達かしら?(にっこり)」

灰「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ。し、失礼しました〜」

彩「まぁ、そう急がずゆっくりしていきなさい(がっしり)」

灰(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ)

無「姉さん、コーヒーでいいよね。あれ、どしたの?」

彩(ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご)

灰(がたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがた)

彩「そこに座りなさい、色無。いい、お父さんもお母さんも私も、こんな事をさせるために寮に入るのを許したわけじゃないのよ?」

無「いや、姉さんなにか勘違いしてない?」

彩「ああん?」

灰(がたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがた)

無「ナンデモナイデス」

彩「そもそもあなたは昔っから……」

灰(お姉ちゃん助けてお姉ちゃん助けて、こんなところには居たくないよお姉ちゃん助けて)


彩「なっちゃん、ひさしぶりにおねーちゃんの服着てみる?」

無「何言って……ちょ、うわ、何で脱いでんだ? いやいや、なんでそれをこっちに持ってくるんだいやその前にとにかく服を着ろってそれはシャレにならんってえええええええええええ」

白「……あれ、色無君がふたり……しかもおんなのこになってる。……黒ちゃん、ちょっと眼科行ってくるね」


白「ごめんなさい、迷惑をかけてしまって」

彩「いいのよ。大人の役目は無理をさせないことじゃなくって、無理をした時に支えてあげる事だと思っているから」

白「色彩さん……」

赤「師匠、トレーニングに付き合って下さい!!」

青「色無くんの好きな味付けとかわかりますか?」

緑「次のイベントに向けてのシナリオ作り、手伝ってもらえないかしら?」

橙「スタイルいいですよね〜、何かしてるんですか?」

水「あの……お花……お花を……」

茶「さ、さっきはごめんなさいでした〜」

黄緑「師匠、熊退治を手伝ってください」

焦茶「弟さんを私に下さい。絶対幸せになってみせます」

黒「凄い人気だな。さすが色無の姉だけのことはあるか」

桃「そうね〜。焦茶さんだけは違う目的みたいだけど……あ、固まった」

黒「ウチのアレが言うには、いま迂闊に色無とスキンシップを取ると覇王が君臨するそうだ」

桃「覇王ってゆーよりメデューサみたいね。焦茶さん動かなくなったし」

黒「目が合うと動けなくなって、声を聞くと死を覚悟して、触れられた瞬間走馬灯が見えるそうだ」

桃「何者なのよ……」

黒「ところで桃は行かなくていいのか?いつもなら『おねーさんの好感度を上げておけば、色無くんと〜』とか言っているだろう」

桃「あまりに美人すぎて敗北感感じちゃって、なんか話しかけ難いのよ。……いまの話の流れだと、私に死にに行けって聞こえるんだけど」

黒「いや、そんなつもりはなかった」

桃「あなたこそ行かないの?」

黒「白が……」

桃「あ〜、つまりは嫉妬してたわけだ」


彩「この薬を飲むと何らかの動物に変身するわけね」

灰「調合方法はヒミツ。ってか適当に作ってるから毎回効果は違うんだよね」

彩「薬による後遺症とかはないの?」

灰「今んトコは誰もなんともなってない」

彩「ずいぶんとアバウトなのね。……まぁ話のネタには良いか」

彩「みんな、どうかしら?」

緑「獣耳じゃなくって魚の尾ビレとは……」

無「この人魚は歌じゃなくって腕力で船を沈められそうだなぁぁぁぁぁギヴギブ、頭割れる割れるっ!」

青「マーメイドかぁ……素敵ですね」

橙「コレは新しいかも。私もやってみようかしら?」

赤「あれ?師匠、まだ変化してるみたいですよ?」

彩「え?本当ね。なにかヒゲみたいなのが……」

彩「ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド」

灰「マーライオンって動物でいいのかな……?」

全員「うわぁ……」


彩「ほら、茶ちゃん。なにも問題なかったでしょ?」

茶「す、凄いです。本当にドジをしないでご飯が作れました!」

無「どうしたんだ?」

青「色彩さんが茶色に料理を教えてたの。全部を茶色にやらせて、でもドジをしそうになったらすかさずフォローして、あの娘に自信をつけさせたいみたい」

無「姉さんも相変わらずだなぁ」

彩「それじゃあ持っていきましょうか」

茶「ハイ!頑張ります!」

彩「そうね、最後まで気を抜いちゃ駄目ね」

カサカサカサカサカサカサ

ぶぅぅぅぅぅぅぅぅん(台所の悪魔)

彩「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

茶「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ」

ガシャーン

彩「ああ、お料理がっ!」

茶「せっかくちゃんと作れたのに……」

彩「でもこれは偶然の不幸であって、茶ちゃんの所為じゃないでしょ。もう一回作り直しましょう」

彩「ああ、突然に大きな地震がっ!」がしゃーん

茶「紫ちゃんのネコが足にっ!」ガシャーン

彩「赤の蹴ったボールがっ!」がしゃーん  ぎりぎりぎりぎりぎりぎり

茶「酔っ払った朱色さんがっ!」ガシャーン  ぎりぎりぎりぎりぎりぎり

彩「桃ちゃんのおっぱいがっ!」がしゃーん  ぎりぎりぎりぎりぎりぎり

茶「色無さんがっ!」ガシャーン  ぎりぎりぎりぎりぎりぎり

彩「この娘はドジとかそういうんじゃなくって、呪われてるんじゃないかしら……」


侍「おい、あれを見ろ!」

男「なんだ?鳥か?猫か?たこ焼か?……色無さんだ!」

彩「♪」

侍「あやつにまさかこんな趣味があったとはな」

男「よりによって女装だなんて……」

侍「どうりで寮の女共に食い付かんわけだ」

男「うわっ!ランジェリーショップ入った!どんだけー!」

侍「これは友として止めるべきではないのか?」

男「そうだな。友人として、男として行ってくる」

男「ただいまぁ」

侍「どうだっ……その顔についているキスマークはなんなのだ?そしてなんで照れておるのだ?」

男「なんかおっぱいEぐらいあるんだって」

侍「いくぜッ!俺の必殺技パート2`ッ!」

男「話は最後……アッー!」


無「姉さん、もう帰っちゃうの?」

彩「うん。そもそも年末年始にも誕生日にも春休みになっても帰ってこないなっちゃんの様子見が目的だったしね。私がここに留まっちゃったら本末転倒になっちゃうし」

無「それもそうか」

彩「まぁ気が向いたらまた遊びに来るから。なっちゃんもたまには家に顔見せなさいね」

無「わかった。気が向いたら帰るよ」

彩「健康に気を付けてね」

無「子供じゃないんだから」

彩「女の娘が多いからってハメを外し過ぎないようにね」

無「それは俺じゃなくってあいつ等に言ってくれ」

彩「あはは、じょ〜だん。それじゃね!」

彩『なっちゃ〜ん、駅ってどっち〜(泣)』

無「はいはい、いま現在地調べてるからちょっと待ってて」


無「これで頼まれものは全部か」

店員「ありがとうございました」

無「じゃあ急いで帰るかな……っと!」

藤「すみません道をお尋ねしたいのですが」

無「はい(うわ、きれいな人だな)」

藤「虹色寮という建物がこの近くにあるはずなのですが、ご存知ありませんか?」

無「虹色寮? 知ってますよよろしければご案内します」

藤「まあ、それはありがとうございます」

無「いいえ、どうせついでですから」

無「じゃあお友達が?」

藤「ええ、手紙で何度もここは良いところなのよ、と言われまして」

無「そうなんですか?(誰の知り合いなんだろ)」

藤「ええ、わたくしも会うのは久々ですから楽しみなんです」

無「と、ここが虹色寮です」

藤「まあ、素敵な建物ですわね」

紫「色無、誰その女は、浮気?」

無「紫、何だよ浮気って」

紫「そうだ、みんなに知らせないと!」

無「紫! 待てって……」

藤「あら、いってしまわれましたね」

無「ったくあいつは……」

藤「恋人ですか?」

無「仲のいい友人てところですよ」

藤「そうなのですか?」

無「それより中へどうぞ、お友達に会いにきたんでしょう?」

藤「ええ、それではおじゃまいたします」

橙「ホントだ、すごい美人」

黄「スタイルも良いし」

無「何だよ2人とも」

紫「ついにそのベールを脱いだ色無の恋人、その正体とは……」

無「お前は何をしてるんだ……よ!」

紫「イダダダダ、梅干し反対」

無「この人は知り合いに会いに来ただけだし、そもそも俺とはついさっきコンビニの前で初めて会ったんだぞ」

橙「なーんだ」

黄「じゃあこの寮にお友達が?」

藤「ええ、今日こちらに伺うことは伝えてあるのですけれど」

無「いま寮にいるのは三人だけか?」

紫「黄緑が夕飯の支度してるけど後はみんな出掛けてるよ」

無「入れ違いなったのかな? じゃあ帰って来るまで食堂で待ってます?」

藤「よろしければそうさせて下さい」

紫「それでこの前も色無が——」

藤「そうなんですの?」

無「いい加減オレをネタにするのは止めろよ」

紫「えー、いいじゃん色無はネタの宝庫なんだし」

黒「ただいま……藤色さん!」

白「ただいま帰りました……あ、藤ちゃん」

藤「2人ともひどいな、ずいぶん待ったよ」

白「ごめんなさい、ちょっと気分が悪くなってお医者さんに診てもらってたの」

黒「藤色さんが来るの今日だったの? 白、先に言ってくれれば良かったのに」

藤「じゃあ白の部屋見せてくれる? 寮なんて初めて来たからなんだか落ち着かなくてさ」

白「うん、じゃあこっちだよ」

橙「……」

黄「……変身した?」

黒「驚いたみたいね。私も最初は驚いたし」

無「白にはずいぶん親しげに話すんだな、少し驚いたけど」

黒「どちらかと言うとあれが素なの。ただ箱入りで育てられたせいで普段はすごく丁寧な言葉遣いなのよ」

無「親しい人には素で話せるってことか」

黒「でもさすが色無ね」

無「は?」

黒「藤色さん、知らない男の人に話しかけられたら素に戻って撃退しちゃうのよ」

無「……なんで?」

黒「なんでも中学の頃から政略結婚の道具にされそうになってるらしくて」

無「……まさか」

黒「そう、素で振る舞ってお見合いをぶち壊し続けてるうちに、そういう反応が染み付いたみたいなのよ」

橙「お見合いかー」

黄「でもさっきは普通に色無の横に座ってたよ」

黒「あんなに近くで他人と話してた所なんて私と白以外で初めて見たわよ」

橙黄紫「……色無、恐ろしい子」


藤「色無さん、さきほどはどうもありがとうございました」

無「いえいえ」

藤「ところで一つお聞きしてよろしいですか?」

無「なんですか?」

藤「色無さんは……その……恋人とかは……」

無「いると思います?」

藤「……(ぶんぶん)」

無「……」

藤「ど、どうされました?」

無「いや、確かにその通りなんですけど、そう率直に否定されるのも何か辛いものが……」

藤「し、失礼しました!」

無「そんなに謝らなくてもいいですよ」

藤「色無さんはお優しいのですね」

無「……ところで、その『さん』付けで呼ぶのはやめてもらえません? なんか違和感が……」

藤「うん、わかった!」

無「!?」

藤「? どうかした?」

無「い、いや……なんでも……(まさかここまで切り替えが早いとは……)」


色無「あれ?何やってんの?」

薄黄「あ、しーちゃん、お団子作ってるんだよ」

色無「和菓子に挑戦?」

薄黄「うん、中秋の名月だから」

色無「あ、月見団子ね」

薄黄「えへへー、そうだよ」

色無「なんか手伝おっか?」

薄黄「あ、えーと、じゃぁ、お団子コネるの手伝ってくれる?」

色無「よっしゃ、任せとけ」

 コネコネコネ

色無「なぁ、どれ位コネればいいんだ?」

薄黄「うーんとねぇ、耳たぶ位の硬さになればいいんだけど」

色無「耳たぶねぇ(と自分の耳を触る)」

薄黄「どう?」

色無「こんなもんか?(生地を渡す)」

薄黄「(コネコネ)うーん、ちょっと硬くない?」

色無「でも耳たぶ位の硬さだぞ」

薄黄「うーん、あれ?、しーちゃんの耳って硬い?」

色無「そんなのワカラン」

薄黄「えいっ!(色無の耳をつまむ)」

色無「わ、くすぐったいって」

薄黄「やっぱりしーちゃんの耳ちょっと硬いかな?」

色無「そ、そうなのか?」

薄黄「ちょっとお水を足して、私の耳の硬さにしてね」

色無「ってどれ位なんだよ?」

薄黄「コレくらい(と耳を突き出す)」

色無(えーと、これは耳を触るのか?)

薄黄「ほらほら〜」

色無「あ、あぁ、じゃ失礼して」

 耳たぶコネコネ

色無(うわぁ、柔らかい)

薄黄(うぅ、くすぐったい……)

 耳たぶコネコネ

薄黄「あの?、しーちゃん?」

色無(この触り心地はなんとも……)

 コネコネコネ

薄黄「しーちゃんってば!」

色無「……あ、スマン」

薄黄「ほ、ほら、お団子作ろっ?」

色無「お、おぅ(ヤバイヤバイ)」



薄黄「よしっ!出来上がり!」

色無「うまそうだなぁ」

薄黄「つまみ食いしちゃダメだよ?しーちゃん」

色無「わ、わかってるよ」

薄黄「あとは盛り付けて、っと」

色無「じゃぁ、すすきを探してこよっか?」

薄黄「あ、うん、お願い」

色無「行ってきまーす」



薄黄「盛り付けはこんなもんかな」

色無「ただいまー、すすきの配達でーす」

薄黄「おかえり、しーちゃん」

色無「お、綺麗に盛り付けてあるなぁ、さすが薄黄」

薄黄「へへ、あとはすすきを合わせて、っと」

色無「じゃぁ縁側のところに持っていこう」

薄黄「うん、お茶入れて持っていくね」



薄黄「お月さんがまん丸だよ!」

色無「お月見にはもってこいだな」

薄黄「はい、お団子どうぞ」

色無「いただきまーす(モグモグ)、おいしいよ!」

薄黄「よかった。はいお茶」

色無「ありがとう。薄黄も食べなよ」

薄黄「うん、いただきまーす」

色無「にしてもさすが名月、ウサギが餅つきしてるのが見えるな」

薄黄「うん、そうだね、でもなんで餅つきしてるんだろ?」

色無「やっぱ月見団子作ってるんじゃない?」

薄黄「えー?お餅とお団子は違うよー?」

色無「じゃぁお正月にむけてとか」

薄黄「いまからじゃ早すぎるよー」



 そんなたわいも無い会話をしながらふと横を見ると、月明かりに照らされた

 薄黄の横顔が幻想的なまでに美しく、思わず見とれてしまっていた

色無「キレイだなぁ」

薄黄「え?」

 振り向く薄黄、言葉が出ず思わず見つめてしまう

薄黄「し、しーちゃん?」

色無「……」

 月の魔力に魅せられた?満月で狼男に変身する位だからなぁ、

 っていうかもともと男はみんな狼だし、なんて思いながらも言葉は出ず

薄黄「……」

色無「……」

 気が付けば薄黄を抱き寄せていて、瞳を瞑った薄黄の顔があって……

黄色「新機軸!カレーみたらし団子!」

橙色「それはないよ!」

黄色「え?でも元々お米の粉なんだしさ?」

橙色「そういう問題じゃなくってさ」

黄色「ところで、お二人さんはナニをしようとしていたのかなぁ?(ニヤニヤ)」

橙色「満月だからって狼に変身しちゃった?(ニヤニヤ)」



この後みんなに冷やかされて、二人の顔が満月ではなく夕日より真っ赤になったのは別のお話


先「え〜、始業式の時に発表されていた教育実習の先生が今日来られた。」

男「なあ、色無しさん、どんな先生かな。きれいなお姉さんだったりして。」

色無「お前なあ・・・侍が睨んでるぞ・・・俺はどこにでもいそうな普通の人だと思うよ。良くも悪くも。」

男「夢がないですなあ・・・」

先「それでは先生、どうぞ。」

ガラガラ・・・

紺「はじめまして、今日からこのクラスでお世話になる教育実習生の紺色です。よろしくお願いします。」

男「おお、予想通り!あれ、どうした、色無しさん。」

色無「まさか、紺色さんが教育実習生だったなんて・・・」

男「知り合いなんですか?もお、いやだなあ。なんでいままであんなお姉さんを紹介してくれなかったんですか?」

色無「お前はあの人の恐ろしさを知らんのだ・・・」



紺「・・・えーっと、そこの寝てる君!この問題わかるかな?」

黄「むにゃ・・・えーっと、今日のカレーは・・・」

紺「当然海軍カレーでしょ・・・って、そんなこと聞いてません!仕方ないな・・・じゃあ色無し君。」

色無「一番です。」

紺「はい、正解です。わからなかった人にこれから説明します・・・ん?」

黄「ZZZ・・・」

紺「黄色さん?仕方ないな・・・こぉらぁ!おきんかぁ〜!(グリグリ!)」

黄「あべべべ!起きますから頭グリグリはやめて〜!」

紺「わかればよろしい。このようにこれから寝た人は私が起こしてあげますから安心してくださいね〜。」

一同「ビクッ!」

男「恐るべし、紺色さん・・・」

色無「だからいったろ・・・」



青「先生!大変です!廊下で喧嘩です!来てください!」

紺「わかった!今先生会議中だから私が行く!」



生徒A「くそったれ!てめぇが悪いんだろ!」

生徒B「なんだとぉ!」

紺「こら!やめなさい!」

A「なに!?てめぇに何がわかる!」

紺「何が原因か知らないけど、もうそれぐらいにしときなさい!」

B「教育実習生の分際で、黙ってろ!」

紺「(パシ!)いっても聞かないようね。わかった。ここじゃ迷惑になるから屋上に来なさい。」

A「あとで泣いても知らんぞ!女だからって手加減はしねえからな!」

紺「なるほど。かかってきなさい。」

・・・

紺「情けない。男二人で女一人も倒せないの?」

B「こ、こいつ化け物か・・・」

紺「・・・まあとにかくもう二度とこんな喧嘩はしないこと。」

AB「わかりました・・・」



男「おい、青から聞いたけど紺色さん喧嘩の仲裁に入って二人ともぶっとばしたって?」

色無「ああ、青から聞いたよ。」

男「喧嘩なんてしませんって顔してるのにな・・・しかしそういうところがイイ!」

色無「はぁ・・・」



色無「今日の晩飯何かな・・・あ、紺色さん。」

紺「おっ、色無し。今帰り?」

色無「そうですよ。しかし紺色さん、今日は色々やりすぎじゃないですか?職員室とかで色々いわれたんじゃあ・・・」

紺「いや、逆に先生からは「よくあいつらを止めてくれた」って感謝されたよ。黄色さんに関しても「あいつはあれぐらいせんとわからん」って。」

色無「(そういや、そういう先生だったな・・・)それにしても紺色さんが教育実習生になっていたなんてびっくりしましたよ。」

紺「そう?そんなに意外だった?」

色無「ええ、まあ。それにまた会えるなんて思ってませんでしたから。」

紺「なるほど。考えると私が寮を出る時色無しが大泣きしてたのも昨日のことみたいね。」

色無「紺色さんも泣いてたじゃないですか。俺に泣くなっていったくせに。おっと、家につきましたし、今日はこの辺で。」

紺「ん?あんたまだこの寮に住んでるの?」

色無「ええ。」

紺「あ、そう。実は私も学校にいる間ここに住むんだけど。」

色無「え!」

紺「朱色さんからなにも聞いてないの?」

色無「聞いてないですよ!そんなこと!」

紺「そう?まあいいや。これからよろしく。」

色無「はい・・・(また少し寮が賑やかになりそうだな・・・)」


?「山吹よ、黄連地山吹」

無「黄連地……ってことは!?」

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橙「こんなところまで撮らなくてもいいでしょ」

山「ふふ、ちゃんと証拠は確保しないとだめだから。でも、お姉ぇちゃんが真面目に家事するようになるなんて、朱色さんには感謝しなくちゃダメだね♪」

朱「ふふふ、わたしも伊達や酔狂でなまけてるわけじゃないのよっ」

橙「(アナタは単なるサボり魔でしょうが……)もう、写真は終わりにしてタコ足広げて」

山「はーい」


小豆「はい、お粥」

白「……ありがとう」

小豆「男君も気にしてましたよ、はやくよくなってくださいね」

白「……変わった人」

小豆「何がですか?」

白「貴方が男君を好きなのを知っている。私も男君を好きなのを知ってるはず、どうして優しくするの?」

小豆「性分ですから」

白「……はあ、じゃあ仮に私が元気になって男君に言い寄ったりしたら?」

小豆「アハハ、困りましたね。でも」

 ニコリ

小豆「負けませんよ?」







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Last-modified: 2012-10-21 (日) 11:33:02